第22話 坂道を転がり落ちて夏みかん ページ23
私達が訓練をサボっている間、人悶着あったそうで、体育教師は鷹岡先生から烏間先生に戻り、解決したそうだ。
そして、季節は夏真っ只中。暑さが本格し、プール開きの日がやってきた。しかし、Ｅ組にとってのプール開きは地獄同然。何故なら、プールは本校舎にしかなく、1km往復して入りに行く必要があるからだ。職業上、炎天下を長時間歩くのは避けたい。プールにも入るつもりは無いし、カルマ君誘ってサボろうかな。
そんな事を考えながら殺せんせーの話を聞いていたら、殺せんせーは突然「全員水着に着替えてついて来なさい。裏山に小さな沢があったでしょう。そこに涼みにいきましょう」と言い出したため、Ｅ組全員で裏山へ行く事になった。
潮田「Aちゃん、長袖暑くないの？」
『うん……私、すごい冷え性で寒がりなの……あと日焼けしたくないから……』
潮田「そっか。モデルさんにとって、日差しは天敵だもんね」
赤羽「そういや、渚君。この前すごかったらしいじゃん。見ときゃ良かった、渚君の暗殺！」
茅野「本トだよ！カルマ君もAちゃんも面倒そうな授業はサボるんだから」
赤羽「えー、だってあのデブ嫌だったし。ね？A」
『う、うん…』
カルマ君達と雑談しながら歩いていたら、あっという間に裏山の小さな沢に到着した。そこに広がっていた光景は驚くものだった。小さな沢には水がたくさん溜まっていて、25mのコースまで確保されていた。
殺せんせー「シーズンオフには、水を抜けば元どおり。水位を調整すれば、魚も飼って観察できます。制作に1日。移動に1分。あとは、1秒あれば飛び込めますよ」
嬉しそうに先生が作ったプールに飛び込むクラスメイトに自然と頬が緩む。普通の先生より生徒の事を考えてくれる殺せんせー。
こういう事をしてくれるから、殺せんせーは殺しづらい。
第23話 蛇が這いずりまわるように傷口へ色が灯る→←第21話 まひるのせかいにおちてゆく
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麻鈴(プロフ) - いちいちいてるわけでもないのにそうやって人の気持ちも考えずにストレス発散にあらしてさ、なんなんだよって感じ (2019年6月30日 0時) (
レス) id: d8ae5f6605 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃ - 荒らすやつは大体ストレス発散にやってるんだよな (2019年4月13日 18時) (レス) id: d8ae5f6605 (このIDを非表示/違反報告)
CareeeN(プロフ) - 最高ですーー！更新待ってます！！ (2019年1月22日 1時) (レス) id: 79b4e93acf (このIDを非表示/違反報告)
リゃー - とっても面白いです!!これからも頑張ってください！更新待ってます！ (2018年8月8日 23時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)
娑逆 - 更新楽しみにしてます。 (2018年3月26日 16時) (レス) id: b305f61f00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セシル
| 作成日時：2014年12月7日 6時
