第21話 まひるのせかいにおちてゆく ページ22
『カルマ君』
赤羽「ん？」
『訓練、出なくていいの？』
赤羽「いいんだよ。烏間先生じゃなくて、あのデブが指導する訓練なんて面倒なだけでしょ」
あの鷹岡先生が来てから、体育の授業は烏間先生ではなく、鷹岡先生が受け持つことになった。それと同時に、カルマ君は授業をサボるようになった。私もカルマ君と一緒にいるから、授業には出ていない。
カルマ君は勉強も暗殺も優秀だからいいけど、私は仕事で授業に出れない事が多く、ただでさえ出遅れているのに……カルマ君と一緒に居ていいのだろうか。
赤羽「Aなら大丈夫だよ」
『え？』
赤羽「Aは授業に出る回数は他のみんなより少ないのに、実力は確実にクラス上位。正直、俺より強いんじゃないかな」
『……カルマ君、エスパー…？それに、褒めすぎだよ』
赤羽「Aの事なら何でも分かっちゃうんだよね。つか、俺に合わせる必要ないからね。Aはやりたい事やればいいよ」
目をつぶり、寝転んだ状態で淡々と話すカルマ君をじっと見つめたあと、私もカルマ君と同じようにカルマ君の方に体を向けて、隣に寝転がる。カルマ君は、目を丸くして私の方に視線を向けた。
『……私はカルマ君と一緒に居たい……少しでも長く』
カルマ君の顔は珍しくほんのり赤く染まっている気がした。口元を抑え、私から視線を外し、仰向けの体勢に戻った。
赤羽「やっば……可愛すぎでしょ……我慢するこっちの身にもなってよ」
『？何か言った…？』
赤羽「……俺もAと同じだよって言ったんだよ」
第22話 坂道を転がり落ちて夏みかん→←第20話 そのひとかけらが愛に繋がるんだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 246人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
麻鈴(プロフ) - いちいちいてるわけでもないのにそうやって人の気持ちも考えずにストレス発散にあらしてさ、なんなんだよって感じ (2019年6月30日 0時) (
レス) id: d8ae5f6605 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃ - 荒らすやつは大体ストレス発散にやってるんだよな (2019年4月13日 18時) (レス) id: d8ae5f6605 (このIDを非表示/違反報告)
CareeeN(プロフ) - 最高ですーー！更新待ってます！！ (2019年1月22日 1時) (レス) id: 79b4e93acf (このIDを非表示/違反報告)
リゃー - とっても面白いです!!これからも頑張ってください！更新待ってます！ (2018年8月8日 23時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)
娑逆 - 更新楽しみにしてます。 (2018年3月26日 16時) (レス) id: b305f61f00 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：セシル
| 作成日時：2014年12月7日 6時
