＃４ 試験、開始。 ページ5
試験会場。
『はぁ・・・でっか。ここで試験受けるのか』
首が痛くなる程見上げながら、私は感嘆のため息をついた。
カ「じゃあ、僕はここらで。また後で」
『うん、じゃあね』
そう言って、カムイをスマホの中に送り届ける。ここからは一人だ。まぁ、実技では喚ぶかもだけど。
とりあえず筆記テストを受ける・・・前に、受付へ行って、ちゃんと試験を受ける生徒としてカウントされたのを見届けてから、試験部屋へと赴いた。
―――筆記テスト終了後―――
思ったより簡単だった。これは期待が持てる。
さて、次は実技か。ジャージに着替えて、試験官の説明を受ける。
ふむ、ロボットに点数が付いてて、それを壊していきゃあ良いのね。でもこう言うのって、ヒーローとしての適性検査ってのもあるし、困った人とか見たらそういうのも助けていくか。
試「以上、質問は？」
おっと、これは１つ、言っておきたい事があるんだった。
『はい』
試「どうぞ」
『“個性”であれば、何でも使用可能と聞きました。なら、こういうのもアリですか？』
そう言ってから。
『カームーイー、ちょっと出てきてー』
カムイを喚び出す。
カ「うわっ！？急に何・・・って、ひっ・・・」
あらら。そういやこの人、人が多い場所苦手だったな。失念してた。
『あ、ごめん。でも、参加させるのがアリか聞いとかないとでしょ？』
カ「た、確かに・・・」
至って普通に話す私達に、試験官含む皆は、かなり驚いている様子。
試「そ、それは・・・」
『私の“個性”です。聞いた事あるでしょ？“異界の召喚士エクラ”。私、子孫なんで』
試「あ、ああ、そうか・・・あのエクラさんの・・・一応聞くが、何人まで出せるとかはあるか？」
流石ひいひいひい・・・以下省略のおばあちゃん、かなり有名らしい。まぁ人が異世界行ってその子供が帰ってくるなんて、多分うちだけだもんね。
『７人までは、同時に』
試「そうか。うーん・・・でも、強力過ぎる事は確かだな。喚ぶのは二人まで、と制限をかけてもいいか？」
まさか制限とは。強力すぎるからって合格させたくないのか？？
まぁいいか。別に問題でもない。
『どうぞー。ならカムイと・・・レイちゃんでいっか』
試「会場で喚び出してくれ」
『はーい』
その後、質問が少し続いて、詳しい事を説明されてから実技会場に向かった。
この試験が、私の命運をかける事になる・・・頑張らないと、ね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
霊夜真(プロフ) - 竜宮染里さん» 頑張れよ... (2021年12月19日 19時) (
レス) @page16 id: 654d3a996f (このIDを非表示/違反報告)
竜宮染里(プロフ) - ごめんなさい、＃１５は未完成のまま出してしまいました！一旦非公開にしましたので仕上げたらまた出します！！ (2021年9月26日 8時) (レス) id: 7e0d984b29 (このIDを非表示/違反報告)
竜宮染里(プロフ) - 莉音さん» 莉音さん、コメントありがとう！高評価もありがとう！！更新頑張ります！宿題も頑張ります・・・www (2021年9月1日 21時) (レス) id: 7e0d984b29 (このIDを非表示/違反報告)
莉音 - あ、高評価もしときましたよ(^^) (2021年9月1日 14時) (レス) id: ae050f6936 (このIDを非表示/違反報告)
莉音 - 見ました！珍しいクロスオーバーで、面白く新鮮に楽しめました！更新楽しみにしています(^^)宿題も頑張って下さいw (2021年9月1日 14時) (レス) id: ae050f6936 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：竜宮染里 | 作者ホームページ：http://yoru
作成日時：2021年7月30日 13時
