＃２ 回想。 ページ3
それは、私が４歳の頃。
『これ、なんだろー？』
家の中を探検して、奥の方の部屋で謎の物体を見つけた私。
『うーん、とどかない・・・あっ』
手を伸ばすと、端の方に手が触れた。
その途端。
その物体――――心なしか銃に似ている――――から光が溢れ、私の足元の隣に灰色の魔法陣が浮かんだ。
『うわぁっ！なに！？』
その光が止むと。
？「うーん、ここ、どこだよ？あれ、あんた誰？」
『みぎゃあああぁぁぁ！！？おかーさん！しらない人がいるぅぅぅ！！』
？「はぁぁぁあぁぁ！！？？えっちょ、待って！？何が何だか分からないんだけど！」
・・・目の前に、知らない男の人がいた。
その後すっ飛んできたお母さんに理由を説明し、この銀髪ポニテ君は英雄の「タクミ」だと判明した。
そして私は、うちの家系の事情を知る事となった。
・・・今思い出してちょっとげんなりしたんだけど、ちっちゃい私の悲鳴(？)、可愛くねぇ・・・この頃から女子力を捨てていたというのか。おい私。
母「落ち着いて聞いてね・・・あなたは実は、英雄の血を引いてるの」
『？へー』
あの頃はよく分からなかったけど、お母さんの話をまとめると。
・うちの先祖が、異世界に飛ばされて、召喚士になって、向こうの人とハッピーエンドして、その子供がこっちの世界に帰ってきた。
・そっから、英雄と召喚士の血は薄まりながらも途絶えることなく、私がたまたまその血を濃く受け継いだ為、あの銃に認められた。
母「あなたの眼は、あの召喚士の「エクラ」さんと同じ色なのよ。だから、もしかしてと思っていたのだけど・・・」
つまり、私には異世界人の、しかも英雄の血が流れてる！わーをびっくり！・・・という訳。
だけど、その後。
敵事故が、起きた。
私は、その時小学生。英雄や、紋章の力を使って抵抗したものの、結局抑えきれなかった。
あの時は今と比べて壊滅的に弱かったから、当たり前だ。
でも、私はその事故で、大好きだったお母さんを喪った。
お父さん？とっくに蒸発している。悲しい事に。
それからはずっと、英雄達と一緒に過ごしてきたんだ。お爺ちゃん達はいたけど、やっぱり一番近くにいたのは、あの人達だったから。
ちなみに、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
霊夜真(プロフ) - 竜宮染里さん» 頑張れよ... (2021年12月19日 19時) (
レス) @page16 id: 654d3a996f (このIDを非表示/違反報告)
竜宮染里(プロフ) - ごめんなさい、＃１５は未完成のまま出してしまいました！一旦非公開にしましたので仕上げたらまた出します！！ (2021年9月26日 8時) (レス) id: 7e0d984b29 (このIDを非表示/違反報告)
竜宮染里(プロフ) - 莉音さん» 莉音さん、コメントありがとう！高評価もありがとう！！更新頑張ります！宿題も頑張ります・・・www (2021年9月1日 21時) (レス) id: 7e0d984b29 (このIDを非表示/違反報告)
莉音 - あ、高評価もしときましたよ(^^) (2021年9月1日 14時) (レス) id: ae050f6936 (このIDを非表示/違反報告)
莉音 - 見ました！珍しいクロスオーバーで、面白く新鮮に楽しめました！更新楽しみにしています(^^)宿題も頑張って下さいw (2021年9月1日 14時) (レス) id: ae050f6936 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：竜宮染里 | 作者ホームページ：http://yoru
作成日時：2021年7月30日 13時
