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参拾輪目 ページ32
「それで、こんなところで歩きながら話なんてどんな用事ですか。」
「実はね、うちの部長から直々にこの本丸に殴り込みに行ってほしいという依頼が来てるんだ。」
「…コード1…これは、」
「君の本丸だ。最近怪しいらしくて、君自身に向かってほしいと。」
「では、無銘の太刀と短刀と小型の機関銃の手配を明後日までにお願いします。消音器付きで。同行者は結構です。俺1人でやります。先輩…そちらの部長には、終わったら壊した備品とかの始末報告書を持って行くとお伝えください。」
「分かったよ。気を付けてね。」
爽やかな笑顔の上司に会釈をして、先程来た道を戻る。
課長に最新の刀剣の数と本丸の図面と増築記録や審神者の記録の検索を全て任せ、今仮住まい本丸に帰る前に殴り込みに必要な品物を揃えに万屋へ向かった。
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作者名：蒼麻 | 作成日時：2018年2月20日 20時
