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「授業サボったの？」
約束した屋上には行きたくなかったけど
他に一人でいれる場所は見つからなくて、
仕方なく階段を登った。
でも、ドアを開けると
既にコンクリートに寝転んで
ずっとそこに居たかのように存在する彼。
「生物の授業、嫌いやから。」
「いいね、アンタは余裕で。」
先生に目をつけられないように
ひっそりと生きてる私には
授業をサボるなんて選択肢は存在しない。
「おれ、' アンタ ' やない。」
「え？」
「高橋恭平。」
明るく染まった髪に
整った目鼻と少し焼けた肌。
なんとなくその名前が似合うなと思った。
「なんで」
恭「ん？なんや？」
「なんで友達になろうとするの？」
' 可哀想 ' とかいう言葉が出てきたら
一発殴って
この場から去ろうと思ってた。
でも、
帰ってきたのは
恭「なんとなく、やな。
直感ってやつや。
コイツと仲良くなりたいって思った。」
「そ。」
恭「なんや、
聞いたならもうちょいええ反応しろや。」
直感、か。
それを頼りに生きれたら
きっとすごく楽だろうなと思う。
恭「ああ！！！！！！」
焼きそばパンにかじりついたまま
突然、彼は大声を出した。
「な、何？」
恭「俺、バリバリ関西弁喋っとるやん！」
気をつけようと思ったんに、と嘆く。
大きく溜息をついて
肩を落としてガッカリする様子が可笑しくて
「馬鹿でしょ、アンタ。」
少し笑いがこみ上げた。
目の前の彼は、
そんな私の顔をじっと見て
難しい顔をする。
恭「お前、その方がええで。」
「は？」
恭「あ、戻った。
笑ってた方がなんかええ感じや。」
そう言って、目の前の彼も私に微笑んだ。
その笑顔は
本当に本当に
キラキラしてた。
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７(プロフ) - もしかしてなんですけど、野いちごの落下星というお話を読んだことがありますか？una〜を読んでいた時から、もしかしてそうかな？と思ってて…違ったらごめんなさい。応援してます^_^ (2021年5月2日 12時) (
レス) id: 44cb1f98b1 (このIDを非表示/違反報告)
なー - 待ってました！ (2019年5月1日 19時) (レス) id: 6ee6b823e5 (このIDを非表示/違反報告)
L a L a .(プロフ) - 浮所くんと恭平くん出るのが楽しみです！いつか道枝くんのお話書いて欲しいです(Ｔ＿Ｔ) (2019年2月8日 17時) (レス) id: 7c3a66f9a0 (このIDを非表示/違反報告)
茅桜(プロフ) - Una rosa roja大好きなので、kipiさんの新しいお話が読めて嬉しいです！大好きな恭平くんも出てくるみたいなのですごく楽しみです！これからも無理せず更新頑張ってくださいね！ (2019年2月8日 1時) (レス) id: 18f1934dc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kipi
| 作成日時：2019年2月7日 23時
