幼女は少女になり審神者を頑張っています［番外編］

続き6 ページ16

『、、、、、』



結局昨日は仲直り出来なかった。今日短刀たちが内番や手伝いをするって言ったから私はすることが無くなった。



今は裏のお花畑にいる。辛い時とか悲しい時はお花を見ると少し癒されるんだ。



でも、今は見ても全然癒されない。心が痛い。すごく痛いよ。



『はぁ、、、』

何も考えたくなくなり、膝に顔を埋めた。




小「、、、何してるの？」

『へ？』


顔を上げると小夜ちゃんが目の前にいた。



え、小夜ちゃん？


『え、あ、い、いや、、何でもないよ？』


気まずい、気まずいし嬉しいし悲しい。めんどくさいね



小「そう」


小夜ちゃんはそのまま行ってしまった。



『、、、小夜ちゃん、、』


何で謝らなかったの？せっかく小夜ちゃんから来てくれたのに、、私の馬鹿



このまま、一生話せなくなったらどうしよ。同じ家に住んでるのにこんなに遠いなんて



辛すぎる



小「、、主、一緒に食べよ」

『え、』


さっき行ってしまった小夜ちゃんが柿を持って帰ってきた。


私の手を取り柿を持たせ、自分の柿を食べ始めた。私は少し気まずいと思いながらも、柿を1口齧った。



「『ﾓｸﾞﾓｸﾞ、、、、』」



今なら謝れる。謝らなきゃ、、、



『っ、、さ、小夜ちゃん、、』

小「ﾓｸﾞﾓｸﾞ、、何？」


人に謝る時はちゃんと目を見て言うんだって。でも今の私に小夜ちゃんの顔すら見れやしない。



『、、き、昨日はごめんなさい。反省してるよ』


隣で小夜ちゃんがどんな写真顔してるかわからない。
とりあえず今は伝えることを伝えなきゃ。


『も、もう木には登らないし、危ないこともしないよ。余計なこともしないし、心配もかけさせないから、、、だ、だからさ、、』


話していくうちに目元が熱くなってきた。油断したら今にも涙が溢れそう。


『っ嫌(ｷﾞｭｯ え、』ﾎﾟﾛｯ



嫌いにならないで


そう言いたかったのに、小夜ちゃんに抱きしめられ言えなかった。それと同時に我慢してた涙も止まることを知らないかのように溢れ出した。

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