おひとりさま (ページ4)

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WN「3枚あるね」

ウォヌの座ったすぐ横のテーブルに
瓶に入った地図が3枚入っていた

ジスが１枚をジョンハンへと渡し
もう1枚をウォヌが向かいに座るAへと渡した

MG「ここが今僕たちが居るところでしょ？」

　『だと思います、ご飯のマークは食堂ですね！』

先ほど座った位置から更にグッと距離が近くなり
A3ほどの１枚の地図を2人で覗き込む

　『この氷のマークはなんですかね？』

MG「アイスが食べられる、とか？」

　『え、それは最高すぎる！真っ先に行ってみましょう！』

キラキラとアイスと言う単語に目を輝かせてるAを
少し目線が高いミンギュは見下ろすことになるが
笑みが抑えきれていない

【ミンギュさん絶対可愛いと思ってますよ～ㅋㅋ】

チームごとに分かれ島を探索
ミンギュは身長差のあるAの歩幅に合わせて
ゆっくりと歩いてくれている

　『ミンギュさんやっぱり大きいですよね
　身長いくつなんですか？？』

MG「僕は187だよ、健やかに育ちすぎたㅋㅋ」

　『ミンギュさんの第一印象は
　身長に全部持っていかれましたㅋㅋ』

MG「やーそれは寂しいじゃんか、
　身長以外にも印象あるでしょ？言って？」

　『うーん…』

MG「待ってほんとにないの？！？」

あははははと快活に笑うAの声に
ミンギュは見えない尻尾をしゅんと下げて拗ねたようだった

【ここの２人はなんか良い感じですね】

【お互いに気兼ねなく会話出来てそうね】

【ミンギュさんは顔に楽しいって書いてあります】

　『単純に、カッコいいなって思いましたよ』

風に遊ばれる髪の毛を耳にかけながら
高い位置にあるミンギュの顔を見上げると

とたんに笑顔になるミンギュに
Aもつられて笑顔がこぼれる

MG「僕も大きい返事可愛いなって思いましたよ」

へへへと鼻の下を擦りながら
いたずらっ子のように笑ったミンギュに
今度はAが拗ねたようだった

　『やーそれは忘れてって言ったのに！！』

【ㅋㅋㅋいじられてるわさっきの】

【あれはあれで可愛いかったのに～】

MG「アイスじゃなかったねㅋㅋ」

　『景色が綺麗だから来たのは正解ですね！」

地図の通り道を歩いて小高い丘に登れば
そこにはアイスではなく冷えた水が飲める
小さなカフェがあった

MG「せっかく来たから休憩しよう」

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