心の目 (ページ38)

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喧嘩はほどほどに(翔&雅紀)7 ページ38

智side
僕は別に喧嘩を止めるつもりはない。
たまにはお互いの思っていることをぶつけ合うのもいいと思ってる。
今回は潤に辛い思いをさせてしまったけれど、
その分絆は何倍にも強くなったはずだから。
薄く目を開けている潤は、2人の謝罪に柔らかく微笑んでいた。
潤「ハァ・・・けんか・・終わり？
んんっ・・なか、よし？」
雅「うん、仲良しだよ。」
翔「気使わせちゃってごめんな。」
潤「ふっ、ふふっ・・」
潤は自分のせいで、翔と雅紀が喧嘩をしていると思ってたみたい。
でも、その誤解も解けて、嬉しそうに2人に甘えていた。
ずっとこうして甘えたかったんだよね。
転んでけがをしたところも翔に見てもらって、
順調に治ってるって言ってもらえたしね。
まだ少し痛みがあるみたいで、
傷に触れられると嫌がってたけど。(笑)
潤「ハァハァッ・・みんなで・・ねんね・・・」
そんな可愛いお願いを僕たちが受け入れないはずもなく。
きっと、数日ぶりに穏やかな雰囲気がリビングに広がっていた。
次の日もたっぷり甘えた潤の熱は、無事に下がったんだ。