心の目 (ページ26)

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高熱3 ページ26

和side
潤「ふぇぇ…」
和「よしよし、お熱しんどいねー。」
潤がしんどさから弱弱しく泣いている。
聴診してみたけど、
やっぱり呼吸音と心音に問題はなさそうだ。
雅「潤どう？
何か食べるかなぁ。」
和室の扉から雅にぃが顔を覗かせる。
和「どうだろ。
潤？ゼリーとかおかゆとか食べられそう？」
潤「んん・・・ふぇ・・」
今はそれどころじゃないか。
和「よしよし、だいじょーぶだよ。
ごめん雅にぃ、おかゆちょっとだけ作ってくれない？」
雅「わかった。辛そうだね。」
和「足先ちょっと冷たいからまだ上がりそうなんだよね。」
雅「えっ、まだ上がるの？今何度？」
和「38.8℃。
そろそろ呼吸と心臓も心配。」
高熱を出すと潤は呼吸に来やすい。
元々呼吸器が弱くて、喘息も持ってるんだ。
だから、熱が高い時は酸素チューブを付けることもしょっちゅうで・・・
それにプラスして、心臓の動きも悪くなることがあるから。
潤「んんー…」
さっきから俺の膝の上であっちを向いたりこっちを向いたりして唸っている。
身体がしんどいんだろうね。
さっきまでは寝てたらしいけど、今は寝るに寝れないみたい。
39℃手前だもんなー、さすがにしんどいよ。