心の目 (ページ21)

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雪遊び1 ページ21

智side
智「じゅーん。起きてよー。」
潤「んんう・・・」
智「ほら、ご飯食べないと。遊べないよ？」
潤「んー…」
僕も休みの土曜日の朝、潤がものすごく眠そうにしている。
血圧を測ってみればいつもより低めで、体温も35℃前半。
ご飯を食べるために椅子に座らせたはいいけど、
さっきから全くと言っていいほど進んでいない。
身体がゆらゆら揺れて、今にも寝てしまいそう。
和「あれ？全然減ってないじゃん。」
智「そうなんだよね。眠気が強いみたいで。」
僕と同じく休みの和も、潤のお皿を覗き込んで困り顔。
和「食べさせてみたら？」
智「やってはみてるんだけどなかなか。
変なところに入っても困るしね。」
和「そうだねー。」
今日はもう終わりにしようか、と話していた時だった。
？「うっわぁ！！雪だー！！」
リビング中、いや家中に雅紀の大きな声が響いた。
潤「んん…」
雅「潤、雪！遊ぼうよ！」
潤「ん・・・ゆ、き？
いくぅ。」
智「行く？じゃぁもうちょっと食べて？」
潤「ん。」
さすが子供、雪は大好きだよねー。
大人でもテンションマックスな人もいるけど。(笑)
まぁ、おかげで完食できたしいっか。