心の目 (ページ12)

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学校3 ページ12

西村side
旬「じゅんいこう。」
休職の時間、青空は二グループに分かれて食べる。
1、2組の1グループと、3、4組の2グループ。
3組と4組は発達障害のある子供たちのクラス。
1グループでは、毎日2人ずつペアになって休職を取りに行くんだ。
今日は潤くんと旬くん。
潤「きょうなにー？」
旬「えっとー・・・カレーだってー。」
潤「カレー？じゅん、大好き。」
旬「しゅんも。」
1グループの中でも、1年生の潤くんと旬くんは特に仲良しで、
手を繋いで歩いてる姿はいつ見ても可愛いんだよね。
．
少食の潤くんは給食の時間が最初は苦手だった。
でも、みんなでわいわい喋ったりするのが楽しくて、
今では結構楽しみにしているみたい。
カレーはみんなの大好物だから、お代わりの声がよく上がるんだよね。
潤くんもいつか、お代わりできるほどいっぱい食べられるようになったらいいなぁ。
．
5時間目が終わると、ランドセルを持ってあげて、一緒に玄関に向かった。
帰りはボランティアの人や、放課後等デイサービスの職員さんが迎えに来てくれる。
ボランティアさんの時は、そのままお兄さんの所に行くみたい。
西「潤くんさようなら。」
潤「さよーならー。」
僕の手にタッチしてくれて、今日も笑顔で下校することができた。
学校がこれからも、潤くんにとって、楽しい場所であるように、僕も頑張らないとね。