8停滞 ユンギside ページ17
「こんなもんか」
黄金マンネの供給訪問から軽く2時間。
作業がひと段落した。
隣のドアが閉まる音がする。
「行き詰まってんな、、、」
ヒョナは作業が止まると、落ち着きなく行動に移る。
ランダムに曲を流したり、
何回も風呂に入ったり、
意味もなく歩き回ったり、
トレーニングで鍛えたり、
用もないのにコンビニに行ったり、
散歩で歩き回れば、1時間は平気で帰って来ない。
「持ってくか」
お気に入りのコーヒー豆を持って隣に向かう。
ヒョナはイギリス育ちで、生粋の紅茶好き。
2人で話す時は別々にドリンクを用意してた。
ある時、試しにコーヒーと紅茶を混ぜたら美味かった。
それ以来、2人の時はそのブレンドが決まり。
「よう」
ドアを開ければ、ほてった顔をしている。
風呂か。
SH「どうしたの?」
「ちょっと飲もうぜ」
すると、いたずらっ子みたいな顔をする。
この飲み方は2人だけの秘密。
SH「いいね」
「行き詰まってんのか」
部屋のあちこちに散らばる紙と色鉛筆。
曲も聞いてたのか、CDも散らばってる。
SH「ストレートに聞くねぇ、、、」
トレーニングや風呂にも行ったのか、何枚か服も。
「お前が分かりやすいんだよ」
普段は紳士だとか言われてるが、こう言う時は荒れに荒れる。
SH「あはは」
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作者名:ソラン | 作成日時:2021年8月2日 13時