6ダンス ナムジュンside ページ13
「あーもう無理ー」
JH「もう1回！」
そう言って何回やっただろうか。
ダンスがあまり得意ではないのは自覚してる。
僕に比べれば、ホソガは天才だと思う。
しかも中々にストイック。
こういう時の彼は、ハッキリ言って鬼だ。
SH「そろそろ休憩入れないと、ね？」
僕と同じ様に、肩で息をするスヒョニヒョンが言ってくれる。
JH「分かりました。5分休憩！」
「あーー！！！」
その場に腕も足も投げ出して、大の字に倒れ込む。
SH「はいお水。ちゃんと汗も拭きなね」
「ありがとうございます、ヒョン」
スヒョニヒョンは、本当に周りをよく見てる。
SH「ジニヒョンも」
JN「ヤー、ヒョナー、、、」
SH「ネ、ヒョン」
個性も我も強いメンバーをまとめるのは僕には大変で、何度もホソガに弱音を吐いた。
ホソガはその度に
JH「リーダーらしくなくて良いんだよ。ナムジュナらしいリーダーが良いんだ」
そう励ましてくれた。
それを知ってか知らずか、ヒョン達もサポートに回ってくれる。
ジニヒョンは『優しく温かい包容力』で、
ユンギヒョンは『ここぞって時の決断力』で、
スヒョニヒョンは『全体を底上げする調整力』で。
もちろん同lineのホソガやマンネlineも力になってくれる。
けど、ヒョン達の存在はやっぱり大きい。
SH「ホソガ。休憩終わったらナムジュナは僕が見るよ」
JH「助かります、ヒョン」
JM「ユンギヒョンは任せてください！」
JN「ヤー！それじゃあ、僕はホソガじゃないか！」
JH「ヒョン？」
JN「うっ、、、」
まぁ、ヒョンも人間だからね。
得意不得意ある訳で。
「スヒョニヒョン、ありがとうございます」
SH「何が？」
「、、、いえ。お願いしますね！」
SH「OK」
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作者名：ソラン | 作成日時：2021年8月2日 13時
