. ページ30
スタッフ「スヒョンさーん!スタンバイお願いします!」
SH「はーい!ごめんねジミナ、ちょっと返してね。すぐ戻るから」
JM「はーい、、、」
「行ってらっしゃい。ヒョン」
SH「うん!」
撮影の掴みである一発目は、必ずスヒョニヒョンが行う。
それは、スタッフは勿論のこと、僕たちの士気を高める為。
だから普段は見合わないメンバーの撮影をスヒョニヒョンの分だけは必ず全員で見る。
今回はスヒョニヒョンが演じる高校生が亡くなるシーンから。
スタッフ「3、2、、、」
金髪の男と歩くヒョンは、疲れた目をしてた。
先輩であろうその男と共に、はるか上の電線まで上がっていく。
命綱一本でスイスイとあんなところまで、、、。
作業を始めたところで、2人が揉め始める。
その時、ヒョンの手が取っ手から離れる。
宙吊り状態のまま、時が止まった。
上で男が手を伸ばす。
掴めと叫ぶ。
カメラを見れば、命綱の今にも切れそうな状態を映していた。
「っ、、、」
笑った。
確かにそこでヒョンは笑った。
そして、自らその綱を切り、地面に落ちて行った。
1088人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ソラン | 作成日時:2021年8月2日 13時