名の無い特級呪霊さん【呪術廻戦】

第7話 ページ9

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『男にとっては珍しい名だな』

まるで女子(おなご)のような名だ

伏黒「今すぐにでも祓われたいか?(殺されたいか?)」

『貴様のようなガキにやられるほど弱くなどない』

『まぁよろしく頼むぞ恵』

伏黒「………」

ふむ愛いな

五条「え〜なになに？僕も名前呼ばれたい！」

『貴様はさっさと吾輩を案内しろ』

五条「扱いの差ッッ！！」


夜蛾「特級呪霊の気配がしたのだがまたお前か……五条」

五条「ちょっとそれ僕が問題行動ばっかりやってるふうに聞こえるからやめてよ」

夜蛾「実際そうだろう」

『そんな事より高専に入れてもらいたい』

夜蛾「まず私は説明を求めたい」

『うむ………長くなるので後回しだな』

夜蛾「はぁ……」

夜蛾「まず貴様は何をしにここに来た」

『名を貰うためだ』

夜蛾「名を？何故」

『ただ名が欲しいその為に呪霊を祓う』

夜蛾「ほう……目的はあるようだな」

夜蛾「だが不合格だ」

『不合格とは？』

五条「入ってはダメって事だよ」

『それは困る』

名が貰えないのは困る

夜蛾「名を与えられた後貴様はどうする」

『……』

名を……与えて貰った後か

『また目的を見つけるただそれだけだ』

『吾輩は"今"の目的を見ている。吾輩は目的に忠実でな、
その目的に近ずけるのであらばこの高専とやらでできるのならば
私はその運命に従い行動をする』


『"ただそれだけだ"』


夜蛾「呪霊にしては立派な動機だな」

『失礼な奴だな』

『結局吾輩は入れるのか入れないのかどちらなのだ！』

夜蛾「いいだろう合格！五条この呪霊をどこの部屋でもいい
案内しろ」

『？？合格という事は入っても良いと言うことか？』

五条「そう！良かったね！」

『そうか……そうか……』

吾輩に名が与えられるのもそんなに遠くはないという事だな

五条「それじゃぁ行くよ」

『あっ……あぁ』

悠二「あっ来た！なぁなぁ合格出来た？」

『あぁ合格？出来たようだ』

悠二「良かった〜」

呪霊が呪術師になるということでも変ということに何故
気づかないのか悠二は変な人間だ

『変な人間だな』

悠二「ん？なんか言ったか？」

『いいや何でもない』

五条「ところで君の部屋は僕の隣でいい？いいよね？決定」

悠二「えぇ?!俺の隣じゃなくて?!」

五条「もう決定したからだ〜め！」

コイツら…吾輩が呪霊という事を忘れてないか？

悠二「まぁこれからよろしくな！」

『宜しくしてやらんことも無い』

まぁ少しぐらいは守ってやる


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