病気マイクとロディの話し（マイク視点）

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「ちょっと待ってよー！」と後ろの横断歩道から高校生男子にしては高い声が後ろからふりかかる振り向かなくとも分かる……ロディだ。

さっき信号で止まってからよんでも反応せずぼ〜っと道路を見つめていたから置いて来たのだ。

「ちょっとマイク！なんで置いていくんだよ……はぁぁ……」
信号から大した距離はない、熱いのかリュックが重いのか、はたまた体力が無いのか、いや、体力が無いのが正解か………あわてて走って来たのだろう息が荒くまだぜぇはぁいいながら呼吸を整えている。

「お前がぼ〜っとしてたからだろ？呼んだのに返事はしねーし……」
「んぁ……まじかごめんね………」
とロディは申し訳無さそうに落ち込む

「てか、早く学校行くぞ遅刻になるぜ？」と教えてやると「え！？もうそんな時間！走んなきゃ！！」とあわてて走りだし嘘だと気づかないのはいつも、嘘だと疑われた時はわざと歩くペースを遅くし遅刻ギリギリにさせる…これは学校のある日の楽しみなのだ。

だが最近はこの嘘に掛からない…騙されないのではなく話を聞いていない、お互いに話している時は普通に楽しんで話すのだが会話をしないと常にではないがなんだか気力がない、ぼ〜っとしている事が増えた。

明らかに様子がおかしいとは思うが、無理に聞き出すのはらしくないと思いガマンしている、何より自分にある問題を解決しなければならない、問題…それは(友人であるロディが好き)っいう事だ。

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