愛される天才少女9【うたプリ】

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ト「The Lord has promised good to me,
His Word my hope secures

He will my shield and portion be
As long as life endures」





彼の歌声に周りの空気が変わった。






その歌声には技術面はもちろん彼自身の




一ノ瀬トキヤとしての感情が込められて…





演奏しているのにまた私は泣きそうになっていた。





.





ト「When we've been there ten thousand years,
Bright shining as the sun,

We've no less days to sing God's praise
Than when we'd first begun……」






そして曲が終わり私もヴァイオリンを弾き終えて彼の方を改めてみると彼は自分の手をじっとみて驚いた表情を浮かべていた。






ト「…っ…歌えた…

感情を込めて、歌えました…」





と言う彼に私は近づいてそっと声をかける。





「はい…本当にすごかったです…！！

途中で私、泣きそうになってしまいました…」






ト「…日向さん…」





「…これでもまだ…



貴方は自分を否定できますか…？」





私はヴァイオリンを片手で持ち、空いているもう一方の手で彼の手を掴んでそう問いかけると





ト「…っ…いえ…いいえ…






私の努力は…無駄ではなかったと…






今ここで…知る事が出来て









＿＿＿＿良かった…」









と震える声でそう答えると彼の目から涙がこぼれ落ちていく。









その表情は悲しみなど一ミリも無くどこか気持ちが晴れたような様子に私は安堵した。









一ノ瀬さんはきっと生まれ変われる。







だから、もう大丈夫。









「よかった…」









と小さく呟いた。

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