愛される天才少女9【うたプリ】

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音也くんに手を引かれてAクラスに入ると




？「あ、音也くんおかえりなさい〜」


？「む。一十木、その方は？」





男性二人が音也くんを待っていたようで私の存在に少し驚いていた。





音「さっき説明した日向Aさん！」




？「…この女性があの曲を？」




？「わぁっ…やっとお会いできましたぁ！
翔ちゃんからもお話しはたっくさん聞いてますよぉ〜」





「！？」





え……え！！？
な、何故彼がここにいるんでしょうか！？




と驚いている私に気づいていない音也くんは再び私の手を引いて彼らの近くまでいく。





音「日向さん！
この二人はね！クラスメイトの…」




真「聖川真斗だ。
お前の曲、素晴らしいものだったぞ」




那「僕は四ノ宮那月。
日向さんにお会いできて本当にうれしいです！」





ですよね！！！知ってました！！



突然のなっちゃんの存在に私はなるべく表情には出さずに心の中でツッコミを入れた。




音「さっきも説明したと思うけど今回の再テストで俺とトキヤに課題曲作ってくれたんだ」




真「あぁ…学園長が思いついたというものか」




那「羨ましいです〜！
僕も日向ちゃんの曲歌いたい！」




音「えへへーでしょー？」




真「再テストなのに嬉しそうだな？」




音「わかるー？俺、結構ワクワクしてる！
日向さんの曲見た瞬間にこの曲早く歌いたい〜！って思ってたからさ！


しかもギターがメインだよ？
嬉しくないわけないじゃん！」



私は彼の発言に目を丸くしていると二人は慣れているのか音也くんに「流石だな」と言っていた。




真「…もしよければ一十木に提供した課題曲、聞いてもよいだろうか？」




那「僕も聞きたいです♪」




音「俺は勿論いいよ！日向さんは？」




「一十木さんがよければ私も構いません」




私が肯定の言葉を口にすると二人は嬉しそうな表情で笑う。




真「…そうか。感謝する」

那「ありがとうございます！日向ちゃん！」




音「そうと決まれば取りかかろっか！
まだまだ日向さんと話してみたいし！」




「…はい！
改めて…よろしくお願いします！」




音「俺らこそよろしくね！！」


真「よろしく頼む」


那「仲良くしましょうね〜♪」






知り合いがいるというちょっとしたハプニングがあったものの歓迎してくれる彼らの優しい振る舞いに胸が温かくなる私だった。

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