愛される天才少女２【うたプリ】

72 寿side ページ28

「そういえば作詞は終わりましたか？」




嶺「うん！ほらこれ！」





作詞した紙を見せるとアールちゃんはキラキラと目を輝かせる。








可愛いなぁ…







僕は思わず片手でニヤける口を隠す。








「寿さんすごいです！
この短時間で作詞終わってしまうなんて！」






嶺「僕は僕の気持ちを書いただけだよ。

そんなこと言ったら一晩で曲を完成させたアールちゃんの方が凄いよ」








昨日の質問だけで僕の気持ちが分かるだなんてね。








「あ！！作曲といえばっまだ調整しなくちゃいけないんでした！！

私自室に戻りますね！」







バタバタと慌てだす彼女。







本当に見てて飽きないなぁ…








嶺「待って。僕も一緒に行ってもいい？
完成する所近くで見てたいし。」






「え？はい！もちろんです！」









・









彼女の部屋に着くとすぐにアールちゃんはピアノと向き合い作曲を始める。






「聴いた所ではここら辺で…」







〜♪







「うーん…
こっちでアレンジした方が寿さんらしいかもなぁ」







真剣に作曲する彼女を初めて見たからだろうか。
表情が大人っぽく12歳とは思えない。







「うん！寿さん、調整終わりました。
これが完成した曲です。」






嶺「…これ。最後だけ変えたの？」








「はい。もう少し捻った方がいいかと思って！」









この子は本当に凄い。


こんな細かい所まで変えていくなんて…







「そういえばタイトル名決めてませんでしたね！
何にしましょうか？」







嶺「あ、タイトルならもう決まってるんだよねん☆」

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