愛される天才少女２【うたプリ】

63 ページ19

「ではまず寿さんの事を詳しく知りたいので色々と聞いても宜しいでしょうか？」





嶺「おっインタビューかな？

いいよーどんどん聞いて☆」





私はしばらく寿さんの特徴を掴むため色々と質問をしていった。





寿嶺二、19歳。得意楽器はマラカス。

子役をしていた為芸歴は長いが今では売れ具合はあまり良くなく、パッとしない三枚目と最近言われているらしい。
実家はお弁当屋さんらしく控え室の寿弁当はタレント達に大人気らしい。






「…寿弁当って何ですか？」




嶺「えぇ？！アールちゃん寿弁当知らないの！！？じゃあ唐揚げとかも知らない？！」





私は基本野菜などしか食べないため知らない料理がまだまだあった。
オーバーリアクションの寿さんはうーんと悩んだかと思ったらポン！と手を叩き






嶺「じゃあ今度持ってきてあげるねん♪」





とウインク付きで答えてくれた。






「…楽しみにしてますね。」







私はそう答えてスルーをする。




えーそのリアクションー？と不満げな寿さんは無視して私はこの後も質問を続けた。







・







「…大体わかりました。
お時間を頂きありがとうございます。」




嶺「うん！いいよん♪なんか妹が出来たみたいで僕ちんも嬉しかったし☆」





「そうですか。…それでは私はこの後も作曲していきますので失礼致します」





嶺「うん♪ またねん！」







手を振る寿さんに頭を下げて部屋を出た。

64→←62

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す