愛される天才少女12【うたプリ】

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流石に校門でずっと話しているわけにもいかないので彼等を講堂へ案内しながら話す事にした。



案内の途中で振り返る生徒は多く、その中の女性との殆どが頬を赤く染めて彼らを見ている。




変装がバレてしまったら騒ぎになるんだろうな…



と私は考え事をしながら歩いていると





蘭「A」



「なんで…わっ！？」





他の生徒とぶつかる寸前だったようで黒崎さんが私の手を引いて未然に防いでくれた。





蘭「人が多いんだからあんま離れんな」



「ありがとうございます…助かりました」



蘭「ん」





彼にお礼を言えば一言で返してくれた。


…その返答の仕方も彼らしいのだが、周りの視線が気になるのでそろそろ離してもらえると助かります。




と困りながら黒崎さんに視線を送っていれば





カ「そういえばAさん。
噂によると今日グループとしてライブをする彼等に個人曲も提供したとか」




隣にいた執事モードのカミュさんに話しかけられた。





「あ、変装してても執事モードなんですね」




カ「ええ、一応ここには一般来場の方々もいらっしゃいますからね。念のためです。


それよりも質問に答えて頂けますか？」




「えっと…質問の答えはYESです。
個人曲も今日のライブで披露する予定ですよ」




カ「ほぅ…それはそれは…楽しみです」





私の腰に手を回しながらそう答える彼に流石に距離感がおかしいと感じた私は





「…カミュさん、距離が近いです」





と彼に訴えたが





カ「気のせいでは？」




と一言で丸め込まれてしまった。








…えっと



これは私がおかしいんでしょうか？？？









・







・








…一方で後ろにいる二人はというと





嶺「さっきまでランランとミューちゃんに近すぎだって怒られたけど二人だって近いじゃんかー。


ぶ〜僕もAちゃんと話したい〜」




藍「レイジはうるさいからこっち。
大人しくしててよね」




嶺「えぇ〜？」



藍「…今すぐに帰らせてもいいんだよ？」



嶺「はい。黙ってます」



藍「よろしい」






という会話があったとの事です。

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