20話 谷崎兄妹 ページ20
国木田「…谷崎。」
?「はーい。」
国木田さんが呼ぶと、大きめのニットを着た、どこか頼りない感じの青年ーー谷崎さんが奥からやってきた。
谷崎「僕は谷崎潤一郎。探偵社では雑用みたいな仕事してるけど、一応れっきとした調査員だよ。こう見えて異能力者なんだ。よろしくね、Aちゃん。」
なんていうか、その…
すごいヘタレっぽい←←
まあそれは置いといて、すごくいい人そうだ。
「よろしくお願いします!」
谷崎「一応紹介しておくと、こっちは…」
?「妹のナオミですわ!」
谷崎さんが紹介してくれたのは、セーラー服を着た黒髪の美少女。
ナオミ「私は事務員として働いていますの。よろしくお願いしますわね、Aちゃん!」
美男美女兄妹…いいなぁ…
でもなんだろ。あんまり似ていないような…?
国木田さんを見ると、あまり深く追求するな、と目で合図された。
あっ…はい。←(察し)
国木田「じゃあ頼んだぞ、谷崎。」
谷崎「はい、わかりました。」
国木田さんはそう言うと、太宰さんのいるソファにドスドス歩いていく。
国木田「行くぞ唐変木!!早くしないと待ち合わせに遅れてしまう!」
太宰「えーいいじゃん少しくらいー。めんどくさ〜い。」
国木田「お前ってやつは!!いつまでそうやってグダグダしとけば気が済むんだ!?」
太宰「うーん。…1ヶ月くらい?」←
国木田「はぁ…もういい。お前を自分から行かせようとした俺が馬鹿だった。ほら、行くぞ。」
ズルズル
太宰「あーれー(棒)」
太宰さんを無理やり引っ張り、国木田さんは探偵社から出ていった。
谷崎「…行っちゃったね。」
「…そうですね。あの2人はいつもあんな感じなんですか?」
谷崎「ま、まあそうだね…でも、太宰さんもスイッチが入れば凄いんだよ?」
「そうなんですか…?(信じられない)←
ところで、スイッチってなんの?」
谷崎「やる気スイッチ」←←
(やる気スイッチ太宰さんのはどこにあるんだろう〜見つけてあげるよ〜君だけのやる気スイッチ〜)←←
谷崎「まあそれは兎に角、僕らも始めようか。」
「はい!」
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作者名:みかんみかん | 作成日時:2018年4月28日 17時