旅館に行ったらすごい似てる子たちがいるんすけど (ページ4)

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うらたsid

？「あ … お客さん … ？」
うわ、綺麗。
それが、その子を見て思った第一印象で。

多分、全員が同じ感想を持った … と、思う。
？「 … お客さんじゃないなら、私、あなたたちのこと箒で叩いて追い出さなくちゃいけないんだけど … ？」

返答がない俺らに対し、その子は言った。
ま「あ、 … !! いや、お客さん、です」

？「そ。よかった。でも、生憎ここの … 主人？的な人今、釣り行ってるから … 。」

釣り！？何で釣り！？
そ「んーじゃ、待ったほうが … ？」
？「大丈夫です … 、私やるから。お名前をどーぞ」

綺麗な声なのに、本当に気だるげで。
まるで、そらるさんみたいだなぁ、と俺は思った。

その後、まふが手続きを済ませ、そらるさんが部屋の鍵を受けとった。
？「部屋、判る … ？」

って、判るわけないか、と俺たちがうんともすんとも言う前に自己完結をしたその子は、さっさと暖簾の奥に引っ込んだ。

その直後。

？「いやだああ!!! めんどくさい、めんどくさいいいい!!!」
？「いーから。ほら、部屋案内しに行く」
？「宇宙さんが行けばいいだろおおお!!!あたし今忙しいのおおお!!!」

なんて声が響いた。