罰ゲームが呼ぶ幸せ【Q/K】

焦りと休息/kwmr ページ12

最初は軽い違和感。
目眩のような目眩じゃないような･･･
視界が暗い気もするし、
なんなんだろう。









でもまぁ、試験前だし休んでる訳には行かないよね、
少しでも拓哉さんに追いつきたいし。
自分も東大です!!って、拓哉さんと同じ大学です!!って言いたいもん。









にしても、目眩のようなもののせいかなんなのか分からないが頭の回転が鈍い気がする。









『･･････はぁ、』









お茶でも飲みに行くか･･･
とりあえずリビングにっと









「お、休憩ですか？」





『た、拓哉さん?!なんで?!』




「いや、あなたのお母さんに頼まれまして、試験前で無理してそうだけど私だとあの子止まってくれないから、と。」




『はぁ･･･』




「だいぶとお疲れみたいだけど、何か悩み事？ため息もついてるし」









キッチンでお湯を沸かしながら私に問う神こと、拓哉さん









『いや、なんだか上手くいかないなぁって思って』







「そうですか、じゃぁこれを一緒に飲んだらお昼寝に付き合ってくれません？」







『いや、でも勉強しなきゃ･･･』








そう、試験前じゃなかったら一緒に寝たかったよ、
綺麗な寝顔を存分に間近で見つめたかったけど、試験前だ。
拓哉さんに追いつくためには我慢しないと、、






「Aなら多少手を抜いても大丈夫。いや、手を抜けと言ってる訳では無いですが、A以外なんてみんな虫け同然でしょう？」







「それになりより、今のやり方は効率が悪い」








「睡眠を過度に削るのはパフォーマンスに悪影響を及ぼすよ。」









「ほら、こっちおいで？」




「僕を仕事放棄して寝るんだからAも少しくらい勉強放棄しちゃおうよ？」









メガネを外して、いたずらっ子な笑みを浮かべる拓哉さん。









「大丈夫、起きたら一緒に勉強しよう、ね？」








私を安心させようとするような柔らかい笑み
あ、あの不調、全部睡眠不足か、、
拓哉さん、お母さんありがとう。







「お疲れ様、A」









「休憩終わったら一緒に頑張りましょうね。」









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私と同じくテスト期間の学生さん!!
コロナの影響でテスト範囲が有り得んくらい広いけど、ちゃんと休憩しながら頑張りましょ!!
少しでも息抜きになれば幸いです･･･！

(by既に体調を崩しまくっているそいそーす)

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