第三話 ページ3
>JesseSIDE
「ジェシー!!部活動見学!行くとこ決まった?!」
入学式から一週間がたち、そこそこ友達もできてきたころ教室に慎太郎が入ってきた。
かっこよくておもしろくて声の大きい慎太郎は、もうすでに学年でも有名になっている。
今でも一緒に登下校しているが、とにかく目立つ。
まあ俺もうるさいし背が高いし、俺が言えたことじゃないんだけど。
「まだだけど、慎太郎ハンドじゃないの?俺はハンドじゃなくて、、」
なんて言いかけてるところで
「ちがうの!!おれ吹部いくの!!ジェスもいかない?!」
「え」
思いもよらない言葉が慎太郎から発せられ、喉のヒックいところから変な声が出た。
文化部なんて考えてなくて、部活動紹介もほぼ覚えていない。
「えーーまじ?」
「覚えてねーの?!めっちゃかっけー先輩でてきたじゃん!」
そういえば、となんとなく思い出す。
多分寝てた。先輩の女子がキャーって騒いで、この学年の女子もざわざわしだして。
あれ、吹部だったのか。
「え、あのボール持ってた先輩たち?」
「そう、入学式で音は聞かせたからバスケ部に男が流れるのを防止するために俺らがバスケパフォーマンスしちゃいまーす、なんていっててさあ、おもしろいよね!!」
それ、いいのか?なんて思ったけど、見学の一日くらい慎太郎に付き合ってやるか、なんて思ってにこにこ吹奏楽について話す慎太郎に頷いた。
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めい - 面白いです! (2020年10月12日 21時) (レス) id: 7af6836f29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そい | 作成日時:2019年10月13日 4時