【ONEPIECE】 「私」は捨てた ２

No.46-2　続き ページ8

俺は一度深い深呼吸をする。落ち着けよ俺、ここでボロとか出すなよ俺。



エ「なんだ？ようやく本題か」


貴方『前の依頼の時に諜報も他の島でしたのだが、その中にある人(・・・)の情報らしきのものがあったんだ。』


エ「お？ある人って？」


貴方『聞いてれば分かると思うよ。』


エ「……何が言いたい？」


貴方『だから今から言うよエース。ここからの話は情報を基にした俺の推測だが…。まず、ある人が生まれた場所は南の海(サウスブルー)の”バテリラ”という町だ。そこで”ポートガス・D・ルージュ”という女性が約20か月もの間妊娠し続けていた。ルージュは赤子を産み落としたのち、力尽きてしまった。なぜ、通常10か月程度しか人間は妊娠しないのにルージュの赤子は腹の中に居続けたのか、いや、居続けさせられた(・・・・・)のか。それはその赤子の父親がゴールｄエ「黙れアドルフ！！！！！！」…その反応は肯定としてとらえていいのか？エース』


エ「俺の……俺の親父は白ひげだけだ！！アドルフはある人って言うのが俺で、俺が海賊王の息子って言いたいのか！？あんなクソ野郎の！？ただでさえその情報が本当か分からないのにお前はそれを信じるのか！？冗談でも許さないぞ、アドルフ！！！」


貴方『怒らせてしまったのは悪い。確かに今の父親は白ひげ、親父なのは知ってるし、俺の親父でもある。エースはそれを名乗り続ければいいさ。あと、俺が聞きたいのはロジャーはそんなに酷い奴だったのか？』


エ「そりゃあ酷い奴だろ。みんなから嫌われているし」


貴方『俺はロジャーはみんなが言うほどろくでなしの男じゃないと思うぜ。本当にろくでなしな奴なら海賊王なんてなれねぇ。しかも俺たちの世代はロジャー本人にあったことすらない世代だ。あったことない奴を俺は好いたり嫌ったりはできねぇな。さらに言うと、親は親、子は子だと俺は思うから、ロジャーの子どもがいても俺はそいつをいきなり嫌うことはまずない。まぁ、俺の場合、家系関係で大変だったこともあるが…。』


エ「……」


貴方『だからな、エース。俺はもしエースが海賊王の息子だとしても、俺は絶対お前を嫌わないし憎まない。お前が望めば誰にも言わない。俺はもうとっくにエースを信じてる。それはエースが海賊王の息子とか、白ひげの息子とかそんなこと関係なしに、エースっていう1人の人間を信じてる。だからさ、









泣くのはやめてくれ。お前は笑顔が１番だ。』

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