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真が狂ってしまったのは半年前の冬の事だった
放課後、真と同じ部活の原くんと居残り練習をしたときの帰り道
外はもうすでに真っ暗で「送ろうか?」という原くんの好意に甘えた
原「寒ぃwwwww」
A「マフラーは??」
原「忘れちったww」
A「もう・・・私の貸そうか?」
そう言ってほどいたマフラーを原くんにかけようとした時
私の視界から原くんが消えた
___ドサッ
重い音とともに足元に倒れる原くん
・・・・そして目の前には怪しく笑う真がいた
A「・・・ま・・こと・・・?」
花宮「なにしてんだよバァカ・・・ほら、彼氏様が迎えに来たぜ」
A「原くん!!!原くん!!!」
すぐにしゃがみ込み様子を伺うが、背中に刺さった刃物が全てを現実に引き戻した
A「どう、し・・・て・・?」
花宮「Aは俺のだろ?触れようとしたやつを消してなにが悪ぃ?」
A「なにも刺すことはないじゃない!!!」
花宮「おいおい、勘弁しろよ・・・俺はAを愛してるんだぜ?」
花宮「・・・・狂うほどにな」
真は私にとんかちを振り上げ、そこからの意識は完全に途絶えた
半年たった今でもあの後の事はイマイチ思い出せない
ただ覚えているのは真の家に連れ込まれて手首などを縛られて
「お前は俺に逆らうな」その言葉を延々と聞かされていたことくらい
その日から私と関わったものは姿を消していった
そして私自身、真に逆らえなくなった___
______
____
__
IN花宮家
真は一人暮らしをしているので私もほぼ毎日ここで過ごすように言われる
私は今日・・・・真のために______する
A「・・・真」
花宮「あぁ?」
A「ごめんね」
花宮「は?」
A「元に・・・戻ってっ・・__」
大粒の涙とともに私は【自分で】自分の腹を刺した
花宮「んなっ!!」
私の望みはただ1つ・・・
真が元に戻ること・・・そのためだったらいくらでも体をくれてやる
A「真・・・愛してた・・よ」
「戻って・・・」そう言って私は死/んだ___
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はー - 馬鹿野朗の『朗』字違いますよ。 (2019年11月3日 12時) (レス) id: 413b05e864 (このIDを非表示/違反報告)
美咲 麻井(プロフ) - ピュア宮いただきました。アザーッスヽ(*´∀`)ノ (2014年3月15日 23時) (レス) id: ee5c2187f1 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - よしわかった。伊月君もう結婚しよ\(^0^)/ (2014年2月9日 18時) (レス) id: 338f38b890 (このIDを非表示/違反報告)
莉々(プロフ) - 今吉先輩かっこええ//後ろの画像ってどこから持ってきました??教えてください!! (2014年1月19日 11時) (レス) id: ba2e4f39e2 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃたむ(プロフ) - りきあさん» うおぉwwコメ2連発ww友希嬉しいです!!ぜひwww (2013年12月17日 16時) (レス) id: 7cc1f25542 (このIDを非表示/違反報告)
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