暗い中で ページ25
Aside
一人でずっと考えても答えは導き出せなくて暗い中一人で居た。
?「お前はいらない子」
?「出来損ない」
?「お前なんか誰にも必要とされてない」
暗い中次々に人の形をした黒いのが出てきて次々に僕を指して貶す
A「僕は要らない子…?」
こんな暗い所じゃ誰も僕を助けてくれない
ただ1人黒い靄に貶されるだけ
こんな時織田作が居れば僕を助けてくれるだろうか…
それとも…僕を貶すのかな…?
「お前は出来損ないでもないし要らない子でもない」
誰かが僕に向かって言ってくれた
たった一言…それだけなのに僕の心の中は満たされて幸せ…って実感出来た
A「誰なの…?」
姿は見えないけどとても聞きなれた声
「誰か知りたいのなら早く目を覚ませ…」
A「目は覚ましてるよ…?」
「…こんな暗い所は嫌だろ?早くここから出る努力をしろ」
さっき庇ってくれた声より厳しい声になった
人が変わったのかな…
A「出方が分からないよ…」
「甘えるな…それでも…の弟か?」
A「僕に兄なんか居ないよ…ずっと1人だもん」
「お前は…の名前も忘れたのか…」
A「何言ってるか分かんないよ!!……もう…何も思い出したくない……思い出すのが怖いよ…
一層の事このまま此処で生涯暮らしてもいいよ
責任や辛いことから逃れられるならこんな場所耐えられる…」
「逃げたら駄目だ。辛いことを乗り越えれば良いことがきっとある。」
A「良いこと何て無いよ…誰も僕の帰りなんか待ってないよ」
声はいつの間にか最初の声の人に戻っていた。
「…俺が待ってる。」
A「…」
「俺だけじゃない、お前の兄や友が待ってるいる」
A「知らない…何も思い出せないんだ…」
どんなに家族の顔や友達の顔を思い出そうとしても黒い靄がかかっていて思い出せない
「…思い出せ…俺に時間は無いんだ…」
A「…」
思い出せない……。時間がないのに!
どうしよ…どうしよ…!
「焦らなくていい…」
A「時間がないんでしょ?なら早く思い出さなくちゃ」
「焦ったら余計思い出せないままだ」
A「優しくしないでよ…!!!僕は出来損ない!!!人に優しくされるされる権利なんて無いんだ!!!」
僕に優しく接してくれた人なんかこの世でたった2人だけ……織田作と安吾だけ…
ポタポタと涙が零れてくる。
「お前は出来損ないなんかじゃない!お前は出来る子だ。」
辞めてよ…僕にそんな言葉をかけないで!!!
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晋陽 - おぉー!これから気になります!更新頑張ってください! (2017年7月1日 19時) (レス) id: 698e01f38a (このIDを非表示/違反報告)
神城(プロフ) - 雪風司令さん» コメありがとうございます!中也の視点をまだ書いていないので作者である私でもどうしようか……と悩んでおります笑笑 スランプはやっと抜け出せたのでこれからは更新頑張ろうと思います! (2017年6月22日 19時) (レス) id: 8c47e90b90 (このIDを非表示/違反報告)
雪風司令(プロフ) - 本当に中也は心を入れ替えるのか気になっちゃいますね。ゆっくりと更新頑張ってください(*^^*) (2017年5月7日 13時) (レス) id: 964f89e669 (このIDを非表示/違反報告)
神城(プロフ) - みくさん» 返信遅くなってしまいすいませんでした!亀更新にならないよう気おつけたいと思っています!これからも本作品をよろしくお願いします! (2017年4月22日 22時) (レス) id: 1bb5014e8b (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 続き気になります 更新応援してます (2017年1月20日 20時) (レス) id: a0d2112630 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神城 | 作成日時:2016年12月23日 9時