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「あ、この間はありがとうございました」
「いーえー
化粧品の袋やったな、買い物？」
「いや、仕事で必要で。」
そういうと少し驚いた顔をして
「もしかしてメイクさん？」
と、表情がくだけたような気がした。
「いえ、化粧品の記事とかを書く仕事をしていて。」
「へえー、すげー！ライターさんや。」
「すごくないですよ、はは
お兄さんは何をしてる方なんですか？」
なんとなく聞いてみた。
一瞬だけ間があって、小さな声で「うーん」と漏らした。
「ジャニーズとか好き？」
「ええ、いきなり？
あ、でも好きですよ」
そういうと、何故か硬った表情になった気がした。
「走ってる時、嵐とかSMAPとか聴きます。
元気でるし、なんか走るの楽しくなるので」
不思議に思いながらそう言うと「そっか、そっか」とまた目を細めて笑った。
なんでいきなり聞いたんだろ？
…そういえば赤坂にジャニーズの事務所があった気がする。先輩が記事を書く打ち合わせをしに行ってた。
この公園からもわりと近い。
「もしかして、ジャニーズ事務所で働いてるんですか？！」
周りには絶対いないタイプの職種。
ただただ好奇心だけでテンションが上がる。
「わははっ！！うん、うん、そう、ジャニーズで働いてる」
彼もなにかに納得しながら笑う。
「すごいなあー、たくさんかっこいい人に会えますね」
「はははっ、そやなあ、会えるな」
吹くように笑う彼。
「ライターさんなら芸能人に会ったりしないん？」
「私は芸能系は仕事ないので…
あ、でもこの前！隣のスタジオに目黒蓮がいました！SixTONESの！」
そう言うと、彼はまた爆笑する。
え？
「ふっふふふ…目黒はSixTONESやないで、」
「え、あ、やばい、働いてる人の前ですみません…なんか、あのー、最近のグループ知らなくて」
「でも目黒は知ってるんやね？」
「はいー、有名ですよ、すぐ雑誌の特集組んだら重版になるって」
「カッコ良かった？」
「そりゃもう！！！！」
彼はそうかそうかと嬉しそうな顔になる。
やっぱり所属のタレントが褒められると嬉しいものなのかな。
さっきからジャニーズの話をするとなんだか嬉しそうな表情をしてて、どんどんこの人の印象が変わっていく。
笑い疲れて喉が渇いたのか、彼はマスクをくいっと顎の下に下げてペットボトルを口にした。
「えっ！！？」
思わず口にしてしまった言葉にならないような声。
彼も驚いた顔をしてぴたりと動きが止まって、ゆっくりペットボトルを膝に下ろす。
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.(プロフ) - はじめまして！胸が痛むくらい久しぶりにときめく作品に出会えて嬉しいです😭😭今まで読んだ康二くんのお話で一番想像しやすくて可愛かったです、、、、 (2022年5月6日 20時) (
レス) @page31 id: f289fe40c0 (このIDを非表示/違反報告)
soda(プロフ) - ユキトさん» ありがとうございます😭リアコ感出せてよかったです〜😭😭！！嬉しい感想ありがとうございます🧡🧡 (2021年12月17日 3時) (レス) id: 4068a9564b (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - めちゃくちゃリアコ感あって、キュンキュンして、昼休みなのに隠れて泣きました(笑)最高です♡ (2021年11月26日 12時) (レス) @page31 id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
soda(プロフ) - えりさん» わああすごく嬉しいです😭キュンキュンしていただいてありがとうございます！！続編いつか書きたいなあと思ってます〜☺️！！ (2021年10月31日 1時) (レス) id: 4068a9564b (このIDを非表示/違反報告)
えり - とてもキュンキュンするお話で更新を楽しみに待っていました。続編を期待しております！ (2021年10月30日 18時) (レス) @page31 id: 2dfdfe8473 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：soda | 作成日時：2021年10月23日 3時
