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☀️ ページ13

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あのマンションへ
今度はちゃんと招待されて。

LINEで教えてもらった部屋番号をオートロックのパネルに入力する。
エントランスに一回
さらに進むとエレベーターの前にも一回あって
さすがこのレベルのマンションだなあとそわそわしてしまう。

康二くんの部屋は8階。
エレベーターが開くと、康二くんが部屋から出て迎えに来てくれていた。
久しぶりの康二くん。
なんだか、マンションの内観も併せてキラキラして見える。

会えてすごく、嬉しい。



「ようこそ〜おあがり〜」

「ありがとうございます、忙しいのに呼んでもらって…」

「ううん、俺も会いたかったし?」


え、

あ、

そんな事言うキャラなんですか?
なんか、なんか、今日の康二くんは
そんなことも言うのかと、少しニヤニヤしてしまった。


康二くんのお家に上がると
玄関から料理のいい匂いがした。

廊下も部屋も私の部屋の何倍も広くて、
悲しいことに何倍も綺麗にしてある。

「あ、そうだ、これ」


いきなり行くことになったから
近くのケーキ屋さんで申し訳ないけど手土産。

「おお!ありがとう。後で食べよな!」

料理するんだろうな〜
と思わせるでっかい冷蔵庫。
ケーキの箱をしまうと康二くんは「ほなちょっと待っててな」とエプロンの紐を結び直した。

男の人が料理する姿っていいなあ。

待ってるだけなのも申し訳なくて、私もキッチンの方に向かう。


「あら、来ちゃった?もうできるでー」

「何かできることありますか?」

「んー、やったら飲み物?入れといて〜」


言われる通りグラスに炭酸水を注いで、
全く力になれない私。

少し待ってると康二くんがお皿をどんどん持ってくる。
炊き立てご飯に青椒肉絲、スープやサラダまである。


「すごい、プロみたい〜!おいしそう!」

「褒めすぎ褒めすぎ!食べよ食べよー。」


つけていたエプロンを椅子に掛けて
康二くんも椅子に座る。

せっかく作ってくれた料理はあっという間に私の胃袋に入ってしまった。
なんなら康二くんより私の方が食べてしまっていて、途中気まずそうに康二くんを見たら嬉しそうに笑ってた。


「ごちそうさまでした」

「お粗末様でした〜」


康二くんはすぐお皿を流しに持っていく。


「洗いますよ!」

というと。

「ええからええから!
それより話があるから置いておいて。」


話、と言われてどきりとした。

もしかして…?なんて自惚れを心の奥底にしまい込む。


「ふー、」

とため息のようなものを康二くんがつくから、いちいち何を言われるのかドキドキする。





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設定タグ:SnowMan , 向井康二   
作品ジャンル:タレント
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.(プロフ) - はじめまして!胸が痛むくらい久しぶりにときめく作品に出会えて嬉しいです😭😭今まで読んだ康二くんのお話で一番想像しやすくて可愛かったです、、、、 (2022年5月6日 20時) (レス) @page31 id: f289fe40c0 (このIDを非表示/違反報告)
soda(プロフ) - ユキトさん» ありがとうございます😭リアコ感出せてよかったです〜😭😭!!嬉しい感想ありがとうございます🧡🧡 (2021年12月17日 3時) (レス) id: 4068a9564b (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - めちゃくちゃリアコ感あって、キュンキュンして、昼休みなのに隠れて泣きました(笑)最高です♡ (2021年11月26日 12時) (レス) @page31 id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
soda(プロフ) - えりさん» わああすごく嬉しいです😭キュンキュンしていただいてありがとうございます!!続編いつか書きたいなあと思ってます〜☺️!! (2021年10月31日 1時) (レス) id: 4068a9564b (このIDを非表示/違反報告)
えり - とてもキュンキュンするお話で更新を楽しみに待っていました。続編を期待しております! (2021年10月30日 18時) (レス) @page31 id: 2dfdfe8473 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:soda | 作成日時:2021年10月23日 3時

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