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「…俺と付き合うって、多分めちゃしんどいと思う。」
悩んで、言葉を選ぶようにゆっくり口を開く康二くん。
あ、なんかダメっぽい。
「しんどくてもいいから、私もっと康二くんと会いたいし、話したいし、たくさん待ちます。」
うざいだろうな、なんて思いながら、思い付く言葉をポンポンと食い下がらないで言っていけば
康二くんはどんどん泣きそうな表情になっていく。
「めっちゃ待たせんで？多分俺もおっさんになるかもしれんし、Aちゃんやって、時間無駄にしてしまうかも知らんよ」
「待つの慣れました、康二くんのおかげで」
「Aちゃんキツいこというなあ、ほんま…」
康二くんはそのまま、泣きそうな顔で顔を近づけた。
康二くんの高い鼻が私のちいさい鼻に擦り寄って、くすぐったそうにしたら、そのまま唇が重なった。
「先払い…やなくて、ただ俺がしたかっただけやけど。」
その康二くんの行動が信じられなくて、
一瞬時間が止まったように思った。
今自分の唇にくっついてたのは紛れもなく目の前の康二くんの唇で。
「…康二くん」
時間が止まった気になったけど、
康二くんが恥ずかしそうに目線を逸らしたり
瞬きしたり、頭を掻くから
ああ時間は止まってない、と冷静に思った。
「…なあにAちゃん。」
「…もしかして、わたしを、すき？」
信じられない事のように
呟くように、聞けば
「そらそうよ、じゃなきゃ連絡なんてしいひんし、こんな家になんて…」
目を合わさないで言う康二くん、
でもパッと私の泣きそうな顔を見たら
「あー、ちゃうな、ごめん、違うな」
そう言って、また頭を照れ臭そうに掻いて
「…俺、
向井康二はAちゃんが好きです。
付き合うって言葉は使えへんけど、待っててほしい。」
また、時間が止まった気がした。
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.(プロフ) - はじめまして！胸が痛むくらい久しぶりにときめく作品に出会えて嬉しいです😭😭今まで読んだ康二くんのお話で一番想像しやすくて可愛かったです、、、、 (2022年5月6日 20時) (
レス) @page31 id: f289fe40c0 (このIDを非表示/違反報告)
soda(プロフ) - ユキトさん» ありがとうございます😭リアコ感出せてよかったです〜😭😭！！嬉しい感想ありがとうございます🧡🧡 (2021年12月17日 3時) (レス) id: 4068a9564b (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - めちゃくちゃリアコ感あって、キュンキュンして、昼休みなのに隠れて泣きました(笑)最高です♡ (2021年11月26日 12時) (レス) @page31 id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
soda(プロフ) - えりさん» わああすごく嬉しいです😭キュンキュンしていただいてありがとうございます！！続編いつか書きたいなあと思ってます〜☺️！！ (2021年10月31日 1時) (レス) id: 4068a9564b (このIDを非表示/違反報告)
えり - とてもキュンキュンするお話で更新を楽しみに待っていました。続編を期待しております！ (2021年10月30日 18時) (レス) @page31 id: 2dfdfe8473 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：soda | 作成日時：2021年10月23日 3時
