キムテヒョンの憂鬱(完結)

アンケートに回答する ページ7

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(A視点)




テヒョンの方を見ないようにして
回答を続けた……




Q、彼氏に、なおしてもらいたい事はありますか？


A、どこにでもついてくること
(今日だって、ついてきた……たまには一人で買い物したい)





アンケートには、

”以下の質問は、未回答でもよろしいです”
と、書いてあった



以下、に続く質問は……




Q、彼氏とS◯X(自主規制)する頻度は、どれくらいですか？




空欄にしておけばいいのに
私は、記入してしまった……




A、1日2回



前に、ヨンアが彼氏と一晩に2回◯◯◯したって言ってたから、普通そんなものなのかな……って思って、書いた


なんで、こんな質問あるんだろう……


顔が火照ってくる

ボールペンで書いたから、消せないし……



次が最後の質問…




Q、結婚を考えていますか？





私、”いいえ”って書けなかった……





もしテヒョンに恋人が出来たら、こんな風に
2人で出掛けたりする事も、なくなるんだよね…


寂しい……


そんなの、考えれない


テヒョンと、ずっと一緒に居たい



ただのアンケートなのに……
こんな気持ちになって、バカみたい




「A、まだぁ？」



いきなり、背後から声がした
振り返ると、すぐ前にテヒョンが立ってた



「どんな、アンケート？」



ひょいとクリップボードを取り上げられる



『だめ…見ないで！』



必死で、奪い返した
胸に抱くようにして回答を隠した



『テヒョン……見た？』


「1日2回って……書いてたけど、何？」



よりによって、そこ見たの……



『質問も見た？』


「いや、回答だけしか見てない……すぐ、取り上げられたから……」



よかった……

肝心の質問の部分は、見られてなかった


素早くスタッフにアンケートを返して、

テヒョンの腕を引いた



『テヒョン……もう、行こ！』


「A〜まだ、交通カードもらってないよ」



スタッフが追いかけてきて
交通カードと一緒に、小さい箱を手渡してきた…



スタッフ「アンケートに、ご協力ありがとうございました、よろしければ新商品も使ってくださいね」



新商品……？


箱の上部を開けて、下に向けて降ると
パサッと音を立てて、何かが落下した

三連で、袋に入ったもの…

子供の時、食べた…大きいラムネが袋に入って繋がってるやつに似た形状をしてる……


『なんだこれ、お菓子かな？』

「A……それは……」

『あ……』


2人で、言葉を失った




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