キムテヒョンの憂鬱(完結)

モヤモヤ ページ30

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(テヒョン視点…)



割れた窓から入って来ようとするジミナ



TH「待てよ、玄関あけるから」


JM「おじゃまします〜、Aちゃんの家だー」



パンツ1枚の格好でジミナを部屋に通す

すぐに全身の怪我に、気付かれた



JM「なに、その傷……手も、背中も、もしかして暴れて、Aちゃん殴ったとか？」


TH「ジミナ殴ろうか？」


JM「やーー！やめて！」


TH「そう言えば、ジミナ……Aに、なんか言った？俺が好きな人が居るとか……」


JM「あッ……」


TH「あッてなんだよ……」


JM「あれは、本当に、ごめん……、Aちゃんを嫉妬させようと思って、僕なりに考えて言ったんだけど、裏目に出ちゃって…」



キレそうな気持ちを抑えて

ジミナから服を受け取って、身につけた



TH「あとで、聞くから……ジミナもう帰っていいよ」


JM「ええー、Aちゃん、あったかいお茶とかないの？」


TH「……は？」


『お茶いれようか？』


TH「いらない！Aは、布団に入ってて」


『うん……』


出てきたら、ジミナにAの可愛いパジャマ姿
見られるだろ


邪魔者を帰らせて、さっきの続き……



JM「テヒョナ、宿舎帰るよ」


TH「ここから事務所行くから、いい」


JM「また、Aちゃん襲う気？」


TH「ま、まさか……」



ジミナが俺の心を見透かしてくる



『テヒョン、宿舎戻った方がいいよ』



Aまで、ジミナに同調して言ってくる



『だって……もう朝だよ』



外はすっかり明るくなってきてた

今日休みだったら、良いのに……



JM「テヒョナ、早く行こう」



ムッ……

そんなに、せかさなくていいだろ



TH「すぐいくから、下で待ってて」



ジミナを先に行かせて
Aのそばに行って、抱き締めた



TH「離れたくない……」


『すぐ、事務所で会えるよ』


TH「そうだけど」



事務所だとろくに話すことも、出来ないじゃん
しかも、ユンギヒョンが居る


Aって鈍感すぎる
ユンギヒョン……どうすんだよ

何か、考えてんの？

モヤモヤさせられる

ずっと、俺が見張ってないと…



『テヒョン、早く行って……ジミン待ってるよ』



ふくれる俺のほほにキスを落として、ほほえむA

そんな顔見たら、おとなしく言う事きくしかないじゃん……

かわいすぎる……



TH「じゃあ、行くよ、また夜に来ていい？」


『うん、行ってらっしゃい』




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