キムテヒョンの憂鬱(完結)

突然のキス ページ20

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( A視点…)




聞かれてたんだ……




『ユンギさん…寝たふりしてたんですか』


YG「寝たふりじゃねえよ…周りが、うるせえときは、目をつぶって、耐えてる」



ユンギさんがタイプって、言った事

訂正したくて、平謝りした



『あれ、冗談です……すみません』



私は、怒られるのを、覚悟したけど

予想もつかない、返事が来た



YG「俺、Aが好きだから」


『へ……』


YG「間抜けな声、出すなよ(笑)」


『だ、だって、そんな素振り無かったので……いつから……ですか？』


YG「んー、俺がタイプって言った時から」


『それ、最近じゃないですか…』


YG「はは(笑)」


『適当に言ってますね』



からかわれてるように思えて…

もたれていた頭を上げ、離れようとしたら、手で押さえられた



YG「適当じゃねえよ……Aが、スタッフで働き始めた時に、可愛いのが来たな、とは思ってた…」


『嘘……』


YG「今まで何とも思ってなかったのが、ある日、いきなり気になりだすってこと、あるだろ？」



そんな事ないって、言えなかった

だって、ずっと、ただの幼馴染だったテヒョンに
、私は恋したから…

その恋は、もう終わったけど……



黙っていると、ユンギさんが顔を近づけてきた



YG「なあ…A……キスしていいか？」


『……だめです』


YG「嫌なら、よけろよ……」



そう、言われたけど、私はよけれなかった……


ユンギさんの薄い唇が当たって、重なった

少し離れたかと思ったら、また噛むように口付けられた



『んッ……はぁッ……ちゅッ……ん…』



何も考えられなくなるような、キス…








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