キムテヒョンの憂鬱(完結)

ユンギさん ページ19

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タクシーが去ると

後ろからシュガさんが、声を掛けてきた



YG「A……もう一軒いくか？」


『私も、だいぶ酔っちゃって、やめときます……ご飯、ごちそうさまでした……』


YG「タクシー止めるわ」


『いえ…、ちょっと風に当たりたいんで、このへん歩いてから、帰ります……』


YG「22時だぞ……女一人で歩かせられるか……」



一緒に、あてもなく
横を歩いてくれるシュガさん

でも、私は、すぐにフラフラしてベンチに座ってしまった

思いのほか、飲み過ぎたみたい…



YG「気分悪いのか？」


『大丈夫です……少し座って休んだら帰りますので、シュガさんもう帰ってください』


YG「シュガさん…ての、やめろよ」


『じゃあ、なんて呼べばいいですか？』


YG「ユンギ……」


『ユンギさん……もう、帰ってください』



彼が、私の横に座った


そして肩に腕を回し、頭を抱きよせた



YG「こっちこいよ」



私は、ユンギさんの肩に頭をあずけてしまった……


テヒョン以外の人と、こんな距離になるの
はじめて…




YG「ひざ枕してやろうか？」


『このままで、いいです……』


YG「可愛げねえやつ……そう言えば、Aって俺が、タイプなんだろ？」


『えッ……！？』


YG「この前、あれ、聞こえてたから」






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