キムテヒョンの憂鬱(完結)

天国から地獄 ページ14

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夕飯を食べた後……

俺が、皿を洗った


その後、順番にお風呂に行って

一緒にベッドに入った


いつも上を向いて寝るのに、今日は俺に背中を向けてくるA……

思い詰めたような声で、聞いてきた


『テヒョン……さっき、ぽっぽ……嫌じゃなかった？』


「俺が勝手にしたのに、なんで、そんな事、言うの……」


『だって、テヒョンって、男が好きなんでしょ』


「ぽっぽは…別に、恋人同士じゃなくても……するよ？」



言い訳としては、最悪な言い方をしてしまった


俺はバカだ


自分で、自分をころしたい…



『私は、好きな人としか無理……テヒョンは、誰にでもするんだ』


「ちがう……」



違う、本当に違う

Aがぐるんと、俺の方を向いた



『テヒョン、もう一回、ぽっぽ……して』


「え………」


『誰にでも、するんだったら……』



そんな風に、言われたら

するしかない……


さっきと同じように、頬に軽くぽっぽした


俺は、何でか分からないけど

その一回で、

火がついたように…止まらなくなった


反対の頬に、おでこに、鼻先に
首筋に、ぽっぽしまくった……



『もう、いい…やめて！くすぐったい！』



逃げようとする
Aを下にして、俺が上から……


顎に、ぽっぽして、そのあと口に……


唇を軽く吸って、ちゅって音を鳴らしながら離れた…



『んッ…！！テヒョン！？』



驚いて起き上がろうとするAを、離れないように強く抱き締めた



「今の、ぽっぽ、じゃない……キスだよ……」



好きな人としか、しないやつ、だよ



もう一度、キスしようと

顔を近づけたら、押しのけられた



『テヒョン……って、軽いんだね……』



腕の中から抜け出して、俺を突き放し、
冷めた声で言われた…



『別々に、寝よう』



天国から地獄………


真っ逆さまに、落ちて行く……


俺は、しんだ…





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