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秘密22 ページ23

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その人は……

背中に当たるくらいすぐ後ろに立っていた



「あの……今の、iPhoneの画面……Aちゃんの彼氏?」

『あッ…』


昨日…iPhoneのホーム画面に設定した
ユンギとのツーショットの画像…

見られた……


『……違います』

「仲良さそうに見えたけど」

『……したしい人です』

「へえ……したしい人か……でも、それシュガだよね」


目を細めてにこっと穏和な笑顔で
そう言ってきたのは

事務所の先輩……ジミンさん……


私は慌てて否定した…


『シュガちゃんじゃないですよ……』

「でも、そっくり」


iPhoneを取り上げられ、画面をじっくり見られた


『返してください!!』

「はい…どうぞ…」


ジミンさんはiPhoneをすぐに返してくれた

じっと私を見つめてくる

全てを見透かしたような彼の表情に
私の背筋が凍りつく……


「Aちゃん…色々と事情がありそうだね」

『事情なんてないです』

「僕が聞いてあげようか?」

『いいです……』

「……その秘密、共有しない?」


壁に追い詰められ、手を突かれた…


少し上から私を見下ろしてくるジミンさんの顔が……目が……笑ってない


「Aちゃん……」

『はい……』


逃げ場が無い……


『や……』

「逃げないで……みんなにバラしてもいい?」

『だめです……やめてください……』

「じゃあ……僕の言うこと聞いてくれる?」


『……分かりました』


脅され…

したがってしまった


ユンギに今…スキャンダルがあれば……確実にソロ活動に支障が出る

彼が少しずつ積み上げて来たものが
全部壊れてしまう


私のせいで……


私が写真をホーム画面に設定しなければ
こんな事にならなかった

後悔しても、もう遅い


ジミンさんにバレてしまった


『ジミンさん……私、何をすれば……絶対に、秘密にしてください……お願いします…』


訴えかける…声が震える


「なんでもしてくれる?」


『何でも……します…』


お金を要求されると思った……

そんな…私の予想は覆された



「……シュガが帰ってくるまで、僕の彼女になってくれない?」

『そんなこと……』

「出来ないとは…言わせないよ」



内容とは裏腹に柔らかいジミンさんの声……

私に選択の余地はなかった




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alexandrite_bbc(プロフ) - 肴さん» お返事ありがとうございます!作戦の1つ目読みました(o´艸`)今後どうなるのかワクワクしながら更新楽しみに待っていますね! (2017年9月7日 13時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - alexandrite_bbcさん» 読んでいただき、嬉しいです(*^^*)ありがとうございます〜シュガとして会います作戦は2つあるようです。おたのしみに〜 (2017年9月7日 11時) (レス) id: e7a05f35ed (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - え?シュガとして??おもしろい!どうなるのでしょうか( *^艸^) (2017年9月6日 23時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年8月31日 10時

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