秘密の関係(YG)

秘密3 ページ3

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横を歩くユンギの顔をついつい見てしまう

メイクしてないけど

やっぱり…シュガちゃんの時と変わらない
お鼻とお口だ…

たまに笑うとき歯茎が見える


「Aどこみてんだよ」

『シュガちゃんのおくち…ぁっ……』


手を引っ張られ止まった拍子に
キスされた…

ちゅっと音がした…


「シュガって呼ぶな、今俺は男だ！ユンギだ！」

『わかった…ユンギ』

「それでいい」


ユンギが私の手を離さない


『ユンギ…手離して』

「いやだ……」


ユンギは私の手を握ったまま歩き出した…

側から見ればカップルのように
見えるのかな…

私は一応アイドル…
異性と接触したらだめ…

シュガちゃんもでしょ！

手を振り払ったら

舌打ちされた

チッて……


『女の子が舌打ちしちゃだめでしょ』

「まだ俺を女扱いするのか」

『だって……』


私の中ではまだシュガちゃんがユンギで男の人だって定着していない…


「襲えばわかんのか？」


なんか…ユンギは怖い……

私、シュガちゃんの方が好き！！！

ユンギはいやだ…！！


アパートの近くまで行くと
手を解放してくれた…

「じゃあな、また明日」

ユンギは行ってしまった


ーー翌日は衣装を着てのハードな
ダンスレッスンの日だった

ユンギはまたカツラをかぶり変身してる

ああ〜！！可愛い……！！

あれっ…でもユンギの顔色が悪い
いつも真っ白だけど、真っ青になってる…

フラフラしてる…

バタン！！

倒れちゃった

ユンギの周りにスタッフが群がってくる
女性スタッフが介抱しようとする


「これは貧血ね…服を緩めた方がいいかも」

『だめ！！！』


ユンギの側に駆け寄り彼を抱き起こした


『私が医務室に連れて行く！』


女性スタッフが唖然としてる

視線が痛いけど…

ユンギの秘密を守るために
私が介抱しないと！

引きづるようにして医務室に運び

ドアを閉めて鍵をかけた




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