秘密の関係(YG)

秘密14 ページ14

テヒョンA〜!
テヒョン明日夜に家行くね!
テヒョン夕飯は食べてからいくから^^
Aもう連絡してこないで
テヒョンなんで?
A私、彼氏できたから
テヒョン嘘つくなよ
テヒョン俺と別れたあと、彼氏作らないって宣言してたじゃん
A本当に彼氏出来たんだって!
テヒョンアイドルは恋愛禁止なんだよね
テヒョンAの嘘つき〜
テヒョン明日夜に家行くね!
テヒョン合鍵で先に家入っとくから^^




ユンギは返信する手を止めた

漂う敗北感……

誰もテヒョンのテンションには付いていけない



「A……テヒョンは合鍵持ってるのか」

『う、うん……返してもらいそびれた……』


こんな事になるなんて思わなかった


『テヒョンの連絡先…消すから……』

「まて！」


確かにこのタイミングで連絡先を消しても

テヒョンは合鍵で家に来る

私はバカだ……


「俺に考えがある……」

『何…？』

「明日…ライブが終わったら、俺もAの家に帰るわ」

『えっ……』

「俺が直接、あいつに言う…」

『分かった……私からもユンギが彼氏って事…ちゃんとテヒョンに言うから……』

「いや……それはしなくていい」

『どういう事！？』

「俺はシュガとしてテヒョンに会う」

『えええ……』


女の子の状態でユンギがテヒョンに会うという…

企むような彼の表情は
完全にブラックシュガと化していた……

シャワーを浴びた後の艶かしい雰囲気はもう
無かった


身体に巻いているバスタオルが冷えてきた

急いでルームウェアに着替えた……



「ほら……寝るぞ、明日は忙しい」


ユンギがベッドに私が入る空間を開け
手招きしている

彼に腕枕されながら、私は眠りについた

寝入る前に横目に見たユンギの顔は
不敵な笑みを浮かべていた……


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