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秘密11 ページ11

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明け方まで中々眠れず…長い夜を過ごした


短い睡眠のあと目を覚ますと…すでに9時前で

ユンギは部屋に居なかった

急いで支度してロビーへ降りると
メンバー全員揃って…私を待っていたようだ


『遅くなってすみません』

「行きましょう」


ナムジュさんに手を引かれ
会場までのバスに乗り込む……

私はナムジュさんの隣に座った

ユンギの方を見たけど、彼はマスクをし顔を伏せていた……


2日に分けた公演の最終日

寝不足のせいもあって
失敗が多かった…

振り付けを間違えたり、歌詞を飛ばしたり…

ライブが終演し、楽屋でナムジュさんにも
”らしくない”とダメだしされてしまった


私は今日一日集中力を欠いていた…

それはユンギの事を考えていたからでもある


自分のせいで…全て上手くいかない…


重苦しい気持ちのままホテルに帰ってきた…

1日を振り返り反省している私の前に
ユンギが来た

彼はまだ着替えていなくて…シュガちゃんの状態


話をしなきゃいけない…

私は覚悟を決め話し始めた


『ユンギ…昨日のこと…謝りたくて…』

「別にいい」


私の発言を遮るようにユンギの腕が伸びてくる…


『でも…』

「ちょっと…こっちこい」


背中に手を回され…抱き締められた

片方の手で頭を撫でられた…

落ち込んでいる私を慰めてくれてるような
ユンギの優しい手付き

思わず涙が込み上げてきた…


『うッ……ユンギ…ッ』

「A…泣くなよ…」

『ぅ…ぁッ…』


ふと首筋に感じるユンギの唇の感触

触れるだけの感覚のあと…

ピリッとした痛みがきた


『ぁッ…』


私…首筋を吸われてる…


『だめ…話…きいて…』

「聞かない…」


口を離したかと思えば…首筋を耳元まで舐め上げられ思わず声が漏れた


『ぁ…』

「Aは女の格好してる俺がいいんだろ…今…俺はまだ…」

『やッ…あ…ッ』


女の子のままの姿で私をせめてくるユンギ…

ちゃんと好きっていいたいのに…
私の口は彼の口で塞がれた


ちゅっ…


『……んッ…』


ユンギの舌が入ってくる…
生暖かいそれが私の口内をかき回す

好きだと言えない代わりに

私も舌を絡み返した…

ユンギの歯にそわせるように舐めると
彼の舌に捉えられた

そのまま2人で深くキスをした


『ふッ…はぁッ…』


息苦しくなって口が離れた時に
やっと伝えることができた


『ユンギ……好き…』






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alexandrite_bbc(プロフ) - 肴さん» お返事ありがとうございます!作戦の1つ目読みました(o´艸`)今後どうなるのかワクワクしながら更新楽しみに待っていますね! (2017年9月7日 13時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - alexandrite_bbcさん» 読んでいただき、嬉しいです(*^^*)ありがとうございます〜シュガとして会います作戦は2つあるようです。おたのしみに〜 (2017年9月7日 11時) (レス) id: e7a05f35ed (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - え?シュガとして??おもしろい!どうなるのでしょうか( *^艸^) (2017年9月6日 23時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年8月31日 10時

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