キスの続き ページ17
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掃除を終えたジミニヒョンがソファで寛いでる俺の隣に座ってきた。足まで伸ばして寝転んでたから、その足をひっこめて体を起こした。
別のとこに座ればいいのに。
何故わざわざ隣？
顎に手を当てて何か考え込んでるように見えるジミニヒョン。
「なに、」
「ん……」
「なんか俺に言いたいことあるなら言えば？」
家事手伝えとか掃除しろとか、小言のひとつふたつ言ってくるつもりなら、俺は聞かない。
ジミニヒョンに命令される筋合いないし。
「グクはキスの続きって知ってる？」
「はぁっ？なっ、」
思わずソファからずり落ちそうになった俺。
肘置きにしがみついてなんとか体勢を立てなおした。
「僕、キスの続きが知りたい」
「ちょっと待って、なんでいきなりそんなこと」
「昨日ベッドでAにキスしたあとで言われたんだ"続きしてくれないの？"って……考えたんだけどよく分からなくて、何も出来なかった」
「……」
「グクが知ってるなら教えてくれない？キスの続きがなんなのか」
だめだ、目眩(めまい)がしそう。
やっとの思いで絞り出した一言。
「そんなこと俺が知る訳ないだろ」
「そっか……」
「……」
「あのとき胸がどきどきして少しだけ苦しくなった」
指先で唇に触れながら、ふっと目を細めて何か思い返してるようなジミニヒョン。
「胸、苦しいならどっか故障してんじゃない？」
「故障なんてしてないよ」
「一回会社に戻って診て貰えば？」
「故障してるなら自分でわかるから大丈夫」
「ふん、つまんねえの……」
ジミニヒョンはキスの続きなんて知らなくていい。
一生知らなくていい。
ずっと童貞のままでいい。
俺の頭の方が故障しそうだわ。
昨日ベッドで一緒に寝て何もなかったんじゃないのかよ。
Aに嘘つかれたことより、Aがヒョンにキスの続き求めた事の方がショックがでかい。
＊＊＊＊＊＊＊＊
観たくもないのにつけたTV番組。
健康食品を売りつけようとする司会者の声が遠くに聞こえる。なんならカチカチ鳴ってる掛け時計の音の方が耳に入ってくる。
それだけ俺の心中は穏やかじゃないって事。
静かにTVを観てるジミニヒョンの横顔を盗み見る。
肌の色素が薄いせいで少し不健康に見えるのはジミニヒョンの仕様だろうか。
瞬きする目元や軽く開いた口元に目がいく。
俺からAを奪った唇は、ぷっくり艶やかで柔らかそうに見える。
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Pちゃん（）(プロフ) - 続き書かないんですかめちゃ気になります！ (2019年12月5日 23時) (
レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
Pちゃん（）(プロフ) - 続き書かないんですか？めちゃ気になります。更新待ってます！ (2019年11月24日 22時) (レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
結花(プロフ) - いえいえ^^*グクミンは大好きなんですよ〜 (2018年8月4日 10時) (レス) id: eb2a52b976 (このIDを非表示/違反報告)
さかな(プロフ) - 結花さん» 読んでいただき感謝です^ ^のちのちグクミンかきたいっす！またお立ち寄りください (2018年8月4日 9時) (レス) id: 3c26e37d97 (このIDを非表示/違反報告)
結花(プロフ) - のってくれてありがとうですw更新ファイティンです！ (2018年8月4日 9時) (レス) id: eb2a52b976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：肴
| 作成日時：2018年7月26日 20時
