呼びたくない名前 ページ13
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(JK side)
俺はAに提案した。
「一人選べないなら、三人で暮らせばよくない？」
って。
三人で暮らしてみて最終的に一人を選べばいい。
Aは少し悩んだ素振りをしてから、黙ってうなずいた。
ジミンにも「おまえもそれでいいよな」って確認すると、
「僕はAと一緒に居られるなら構わないけど」
って余裕の態度。
今に見てろ、おまえに負ける気しないから。
人間なめんなっての。
『そういえば、グクって何歳なの？』
いきなり別の話題入れてきたA。
「20歳だけど……それ今聞く必要ある？」
『アンドロイドにもそういう設定あるのかと思って。ジミンはいくつ？』
「Aといっしょ、22歳だよ」
『えっ、そうなんだ。じゃあグクよりお兄さんだね』
「……」
やってしまった感。
『グク、これからジミンと仲良くしてね』
「なんでこいつなんかと」
『こいつなんて言っちゃだめでしょ。ジミンって名前あるんだから』
俺の年齢を知ってから急にヌナぶってくるA。
てか、なんで俺はバカ正直に言ってんだよ。
25歳とか適当に言えばよかった。
『そうだ！さっそく呼んでみてよ、ジミンのこと』
「え、」
『グクお願い』
お願い、って
Aの上目遣い半端なく可愛いんだけど。
どうすればいいんだよ。
早く早くと言わんばかりにAの視線が俺に向いてる。
こんな屈辱って他にあるか。
「ジ、ジミニヒョン……」
『わぁぁ、グク可愛い』
なんなんだよ。
俺は可愛いよりかっこいいって思われたいのに。
「ジミニヒョンかぁ」
『ふふっ、ジミンも嬉しいよね？』
「Aが嬉しそうだから僕も嬉しい」
『もうなにそれ』
嬉しそうに笑うAを見て、荒れてた気持ちが
少しだけやわらいだ。
『そうだ三人で写真撮らない？』
立ち上がってデジカメを持ってきたA。
『家族が増えた記念日』
って言いながらシャッターを押した。
少し固い表情の俺と、微笑むジミニヒョンの間で
Aが可愛く笑ってる一枚の写真。
この時の俺は、この写真がのちのち大切な物になるなんて思いもしなかった。
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Pちゃん（）(プロフ) - 続き書かないんですかめちゃ気になります！ (2019年12月5日 23時) (
レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
Pちゃん（）(プロフ) - 続き書かないんですか？めちゃ気になります。更新待ってます！ (2019年11月24日 22時) (レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
結花(プロフ) - いえいえ^^*グクミンは大好きなんですよ〜 (2018年8月4日 10時) (レス) id: eb2a52b976 (このIDを非表示/違反報告)
さかな(プロフ) - 結花さん» 読んでいただき感謝です^ ^のちのちグクミンかきたいっす！またお立ち寄りください (2018年8月4日 9時) (レス) id: 3c26e37d97 (このIDを非表示/違反報告)
結花(プロフ) - のってくれてありがとうですw更新ファイティンです！ (2018年8月4日 9時) (レス) id: eb2a52b976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：肴
| 作成日時：2018年7月26日 20時
