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You side















「じゃあまたな」



「おう」






いざ自分の階に着いても、いま二人っきりになるのは怖くて

怖気付く私はエレベーターを降りることができずにいた。


一旦、樹音さんと同じ階で降りて落ち着こう

壮大の前で取り乱したくは無い。






「あの、着きましたよ」



この男はどこまでも無慈悲だ。

言動はいつも通り優しいのに、私を見つめる視線が明らかに冷徹で、




もう壮大に愛想尽かされちゃったのかな。


私、嫌われたのか。


そっか…そうだよね。




半分諦めの気持ちで壮大の後を追うようにエレベーターを降りる。




ああ、二人っきりになってしまった

向かっている所は同じはずなのにまるで他人みたい。

どうしよう、何から謝ればいいのかわからない。








『そうた』




名前を呼びかけても返事は来ない。




『あの、ほんとにごめんね』


『まさか私遊ばれてるだなんて思ってなくて』


『もうお互いのために会わないのがいいよね』




すぐに出ていくから安心して、

そう言おうとすれば壮大は突然立ち止まり、くるりとこちらに体を向ける

片手で私の顎を掴み、強制的に目をあわせなければならない状況となった。






「またそうやってすぐ逃げるんだ」


『ちが..ッ』


「何も違わない。ここ出てってどうすんの?真人のとこ?それとも他の奴?
お前、俺なんかよりずっと遊ぶの好きだったもんな。さっきの樹音にも言ってやりてえよ」





鼻で笑われる。


違う、私が好きなのは壮大だけ。壮大以外好きになれないのに。

なんでそんなこと…っ


再び壮大が歩きはじめる

私は必死に名前を呼びながら、その後をついていくしかなかった。






「迷惑だから着いてこないでくれる?」



『やだ..っ』



「俺とお前はもうおしまい、ばいばいだよ」



『や、いや..ッ行かないで…』


























『壮大が愛してくれないなら私死ぬから..ッ!』







ぼろぼろと涙が溢れて止まらない、

普段こんな面倒くさい女みたいなことを言わないから

言った後に少し後悔した。










しかし壮大はそれを待ってましたと言わんばかりに

私の腕を引き寄せ、首筋に顔を埋められたと思ったら。



















『ぅ、あ..ッ』



血が滲むほど歯を立てられ、たまらず私も悲鳴をあげてしまう。











「 Goodgirl‪❤︎‬ 」


″ おかえり俺だけのkitten‪‪ ″



















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鯖の味噌煮ちゃん(プロフ) - イカリマメさん» ファン⁉️⁉️⁉️びっくりすぎて言葉出ません、、😭❤️‍🔥嬉しいです〜〜!!😭新作早速楽しんでますありがとうございます!! (4月6日 18時) (レス) id: dc10926568 (このIDを非表示/違反報告)
イカリマメ(プロフ) - 鯖の味噌煮ちゃんさん» わああ!!ありがたいお言葉すぎます、、😿💗味噌煮さんのひっそりファンなのでめちゃくちゃ嬉しいです🤭新作も楽しんでいただければ幸いです!!! (4月6日 9時) (レス) id: b296e86340 (このIDを非表示/違反報告)
イカリマメ(プロフ) - れいさん» こちらこそ最後までお付き合いありがとうございましたー!新作も㊙︎もバリバリ書いていくので乞うご期待を!! (4月6日 9時) (レス) id: b296e86340 (このIDを非表示/違反報告)
鯖の味噌煮ちゃん(プロフ) - 最高の完結です…😭😭😭お疲れ様でした〜!!新作楽しみに待ってます!! (4月4日 17時) (レス) @page42 id: dc10926568 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - うわぁぁぁぁあ、お疲れ様でした😭新作楽しみにしてます!㊙︎のほうはまだ更新されるの嬉しいです!!!!!!! (4月4日 0時) (レス) @page42 id: 7c9597bb9e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イカリマメ | 作成日時:2024年2月24日 1時

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