baby-talk【BE:FIRST】

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You side















やらかした、一番やってはいけない事をやってしまった。




そもそも外出なんてしなければ…

いくら後悔してももう遅い。




ぐるぐる色んなことを考えながらひたすら自転車を漕ぐ。

結局あの後30分くらい不動産屋さんとお話ししちゃったし、それから買い物だったから

もう家を出てから軽く3時間は経っていてかなり時間オーバーだ。


でも壮大が帰ってくる帰ってくるまでまだ時間はある。


今日は先に寝ておいた方が身のためなのかな、

それとも帰ってくるまで待っとけば少しは怒りがおさまる？

というか帰ってきてくれるのだろうか…


分からない、壮大ってかなり気分屋だし。

あれ、これ終わったんじゃ…






そうこうしているうちにマンションに着き、

エレベーターが降りてくるのを待っていると










　







「今日はやめに終わったな〜」


「だな、まじで疲れた」




これは幻覚、メンバーの樹音さんと絶賛お怒り中の壮大がいるわけない。



恐る恐る後ろを振り向くとバッチリ壮大と目が合った

すると口パクで″逃げんな″と伝えられる。


終わった、これは詰んだ。





「..あ、どうも」





後ろを振り向いたことで樹音さんとも目が合ってしまい軽く挨拶を交わす



私と壮大の関係を知っているのはメンバーでは真人だけ

樹音さんからすれば私は赤の他人だ。



視線を正面に戻すとタイミングよくエレベーターが来た

私が奥に行き、二人は手前で何か話しているようで、










「そういや壮大って家に女連れ込んだりしてんの？」





おっと、芸能人が外でそんな話して大丈夫なの？



壮大のことだしはぐらかすんだろうな、

というかそうであって欲しかったのに。













「ん〜..まあ、たまに？」




聞こえたのは予想外の答え。


え、？どういうこと..？










「おお、それって彼女さん？」

「ちがうちがう、ただの遊び相手」










壮大は一瞬だけ私を見る


それはまるで、お前は遊び相手だと言われてるようで。









「まじか〜壮大は一途に一人だけだと思ってた」

「ははっ俺そんなに優しくねえよ？」










目の前で繰り広げられているこの会話に涙が出そうで、はやく着いてくれとエレベーターに願うばかりだった。



















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