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You side
街から離れた田舎のボロアパート。
外装は汚いし古臭いけど、近所の人はみんな優しいし立地もよかった。まあ、だからといって貧乏生活が楽だったかと聞かれたらそうでもないけどね。
『ただいま』
合鍵で扉を開ければママの香水の匂いがする。
玄関は先送りにしたであろうゴミ袋たちでいっぱいだ。
「どなた〜？」
遠くの部屋から聞こえた母親の声。
声を頼りに本人を探していると、敷布団一枚の上にげっそりとしたママの姿が。
布団の脇に座り、ママの手を握る。
『ママ、Aだよ。腰大丈夫？』
「あらAちゃんだったのね
ごめんね東京から来てもらっちゃって」
『気にしないで、病院には行った？』
「病院..行ったかしら」
たった数日間の出来事も忘れてしまっている母。
うちのママは若年性認知症だ。
初期症状が出たのは私がすでに上京した後だった。
今回はぎっくり腰が心配だったのもあるけど、こっちの心配もあって来た。
「ぎっくり腰なんて1週間もすれば治るわ
そんなことより聞いてよ。この前の男がさぁ」
『..まだ遊んでるの？』
「当たり前じゃない！Aちゃんだってそうでしょ？」
私は黙って目を逸らすしかなかった。
たしかに昔は遊びまくってたけど、今は違う。
私には壮大がいる。
でもママはそんな私の反応を見て、軽蔑するような目で見てきた。
「まさか結婚するとか言わないわよね」
『…わかんない』
乾いた音が部屋に響く。
頬がピリピリと痛み、頬を叩かれたことに遅れて気づく。
「ふざけないで」
『ごめんなさい、』
「…もういい、さっさと出てって」
何を言っても今は無駄なんだろう。
そう思いお金だけ枕元に置いて家を後にする。
『…そうた、』
泊まれるホテルを探すけど、そう簡単に見つかるはずもなく困り果てていた。そんな時に頭をよぎるのはやっぱり彼の顔。
いま連絡したら迷惑かな。いっぱい抱きしめて、私に価値を与えてほしい。俺にはお前しかいないんだって、いつもみたいに。
A会いたい
頭は働かないくせして、手は勝手に動いていた。
いつもはこんなわがまま言わないのに。
やっぱり恥ずかしくて送信取り消しをしようとした。
〜〜 ♪
″「ねえ、好き」″
もしもし、と言うよりも先にまさかの告白をされた。
.
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鯖の味噌煮ちゃん(プロフ) - イカリマメさん» ファン⁉️⁉️⁉️びっくりすぎて言葉出ません、、😭❤️🔥嬉しいです〜〜！！😭新作早速楽しんでますありがとうございます！！ (4月6日 18時) (
レス) id: dc10926568 (このIDを非表示/違反報告)
イカリマメ(プロフ) - 鯖の味噌煮ちゃんさん» わああ！！ありがたいお言葉すぎます、、😿💗味噌煮さんのひっそりファンなのでめちゃくちゃ嬉しいです🤭新作も楽しんでいただければ幸いです！！！ (4月6日 9時) (レス) id: b296e86340 (このIDを非表示/違反報告)
イカリマメ(プロフ) - れいさん» こちらこそ最後までお付き合いありがとうございましたー！新作も㊙︎もバリバリ書いていくので乞うご期待を！！ (4月6日 9時) (レス) id: b296e86340 (このIDを非表示/違反報告)
鯖の味噌煮ちゃん(プロフ) - 最高の完結です…😭😭😭お疲れ様でした〜！！新作楽しみに待ってます！！ (4月4日 17時) (レス) @page42 id: dc10926568 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - うわぁぁぁぁあ、お疲れ様でした😭新作楽しみにしてます！㊙︎のほうはまだ更新されるの嬉しいです！！！！！！！ (4月4日 0時) (レス) @page42 id: 7c9597bb9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イカリマメ | 作成日時：2024年2月24日 1時
