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JUNON side
「っくー!うめぇ!!」
「ソウタくんあんま飲みすぎないでよ?」
「いいのいいの、今日はとことん飲むって決めてんだし」
「…あのさ、結局これってなんの集まり?」
あの後、結局二人に流されて何杯か飲んでしまった。
つーか全員飲んだらどうやって帰るんだよ…
「えー、Jわかんねえの??」
ソウタにぷぷ、とバカにするような笑い方をされる。
まじでなんだこいつ…
「この三人といえばあの人関連じゃない?」
良心的なマナトはヒントらしきことを教えてくれた。
…あ、
「Aさん?」
「正解!俺の可愛い可愛いkitten!!」
「いまはこんなテンションだけどさ、
たまにソウタくんって手がつけられないじゃん?」
たしかに彼女関連のことが起こった時のソウタはマナトじゃないとおさえられない。最近は俺も加わったけど逆に悪化させてしまうというか..マナトいわく俺は要らんことを言ってしまうらしいから助け舟を出せた試しはない。
「そこで、今日はソウタくんの低すぎる沸点を少しでも高くするためにこの三人が集まったんよ」
「んー、まあなんとなくは分かった」
「Jも飲めよ〜」
酔ったソウタに無理矢理酒を喉に流し込まれ、視界が揺れる。
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「つーかさぁ、なんでお前ってそんな面倒臭いわけ?」
「はあー?それどういう意味だよ」
おっと、とマナトは少し冷や汗をかきながら二人の様子を見つめる。
「そのまんまだよ。なんでもかんでも感情的になりすぎ
もっとどっしり構えとけよ。かっこ悪ぃ。」
「俺だってそれが出来たら苦労してねぇよ!
でもアイツって他の男に揺らぎやすいしなんか消えそうっていうか…」
「へえ、そこまで信頼できるほどの関係じゃないってこと?」
「ちっげぇよ!!」
とうとう立ち上がったソウタを見て、頭を抱えるマナトと同じように立ち上がってソウタを見下ろす俺。
「もっと大切にしてやりなよ
そんなんじゃいつか捨てられるよ」
「はいはい、もうおしまいー」
咄嗟にマナトが間に入ってくる。
これ以上は刺激するなと言わんばかりに俺を睨みつけ
今にも殴りかかってきそうなソウタを宥める。
…マナトには悪いけど、コイツは甘やしてちゃ治らねえよ。
マナトを退かし、ソウタの耳元にぐっと近づき
「お前がいらないなら俺がAさん貰うよ?」
次の瞬間、俺の体は壁に打ちつけられた。
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鯖の味噌煮ちゃん(プロフ) - イカリマメさん» ファン⁉️⁉️⁉️びっくりすぎて言葉出ません、、😭❤️🔥嬉しいです〜〜!!😭新作早速楽しんでますありがとうございます!! (4月6日 18時) (レス) id: dc10926568 (このIDを非表示/違反報告)
イカリマメ(プロフ) - 鯖の味噌煮ちゃんさん» わああ!!ありがたいお言葉すぎます、、😿💗味噌煮さんのひっそりファンなのでめちゃくちゃ嬉しいです🤭新作も楽しんでいただければ幸いです!!! (4月6日 9時) (レス) id: b296e86340 (このIDを非表示/違反報告)
イカリマメ(プロフ) - れいさん» こちらこそ最後までお付き合いありがとうございましたー!新作も㊙︎もバリバリ書いていくので乞うご期待を!! (4月6日 9時) (レス) id: b296e86340 (このIDを非表示/違反報告)
鯖の味噌煮ちゃん(プロフ) - 最高の完結です…😭😭😭お疲れ様でした〜!!新作楽しみに待ってます!! (4月4日 17時) (レス) @page42 id: dc10926568 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - うわぁぁぁぁあ、お疲れ様でした😭新作楽しみにしてます!㊙︎のほうはまだ更新されるの嬉しいです!!!!!!! (4月4日 0時) (レス) @page42 id: 7c9597bb9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イカリマメ | 作成日時:2024年2月24日 1時