baby-talk【BE:FIRST】

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You side











ほんとあり得ない！！







突然叫んでしまうのも仕方がない


跡だけは付けるなとあれほど言ったのに。



なんなのこの有様は…




『ちょっと壮大』


「なぁに」




着替えているにも関わらず終始にやけ顔で見つめてくる彼

そう、彼が私の怒りの発端なのだ。


こちらに来るよう呼びかけると悪びれる様子もなく

寧ろ満足そうに後ろから抱き締められる。



その様子が私からすれば余計腹立たしくて




『なんか言うことないの』


「んー？今日も綺麗だね」



"特にここら辺とか"



そう言いながら跡だらけの背中に吸いつかれる

今のでまたもう一個増えてしまった、なんなんだほんとに。



『ちょっ、』


「はは、全部Aのためにやってんだよ？」



…いやいや、そうやって丸め込もうとしても無駄だから。



『もうしらない』



自身に巻きつく腕を振りほどこうとするも

抱き締める力はどんどん強まるばかりで逃げられなくなる。



「ほんとは嬉しいくせに」


『っ..うれしくない』


「嘘、これ見つけた時ちょっと頬緩んでたじゃん」



なんでそこまで見てんの、


でも壮大の言う通り少しだけ喜んでた自分がいるのは自覚がある。



『もうわかったから..私着替えたいんだけど』


「ん」



離してほしけりゃキスしろ、ってか

..上等よ。



身体をくるりと回し向き合う形になると

壮大は満足そうに目を瞑り私を待っている、

彼の首に手を回してゆっくり顔を近づける。


だけど鳴ったのはリップ音の可愛らしい音ではなく

ぢゅ、という少々痛々しい音だった。



「ん、..え？」



混乱したように瞬きをする壮大

そして彼の鎖骨にはひとつの跡が。



『これでおそろいだね』



何をされたのか理解するとみるみる顔が赤くなる。

さっきの意地悪な壮大と違って、

可愛らしいその姿に思わず頬がゆるゆるとほころぶ。



「もう、ほんっとにお前はさ..」


『だって好きなんだもん』


「っ…しってる」



私の可愛い可愛いhoneyちゃん

丸め込むっていうのはね、こういうことなんだよ。












.




ちょっと詰め込みすぎたかも..
今回は壮大くんより上手な夢主ちゃんでした〜




イカリマメ

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