baby-talk【BE:FIRST】

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You side












「ぁー…ごめん、俺だっさいわ」





笑ってるけど壮大の手は震えていて、

何かを怖がっているようだった。





『壮大にとって私との過去はトラウマ？』


「…正直トラウマだな。

真人のことしか見てないって気づいた日、めちゃくちゃに抱いた日、それ以外もたくさん、殺してしまいそうなタイミングがあった。

だから今でもAにひどく当たっちまう自分が怖い」




…壮大に殺されたい、なんて言ったら怒るかな。




『私、強いよ』


「なんだそれ」




マッスルポーズを見せてあげれば、これがツボだったのか
腹を抱えたまま倒れ込む島雄くん23歳。


あ…せっかく綺麗な服なのに、砂だらけじゃん。


そして引っ張って起こそうとすれば、体を引き寄せられ私まで倒れ込む。




『ぅ、わっ！最低！！』


「ははっ！..ね、俺いまめーーっちゃ幸せ」




この幸せは俺のもんだ、みたいな顔をされるもんだから
なんだか全部どうでもよくなっちゃって。

ただ今は、この子をもっと幸せにしてあげたい
そんなあったかい気持ちでいっぱいだった。




『連れてきてくれてありがとう』


「今度はAの故郷にも行こうな」


『えー私の実家遠いし、挨拶する時に行こうよ』




壮大の表情がかたまる。

私、変なこと言ったかな…？




「それ、俺と結婚するってことだよ？」


『え、うん』


「…やっぱAには敵わんわ」




呆れたような、でも幸せそうに笑って

小指をこちらに向けられる。




「幸せになろうな」




絡められた小指は形あるものなんかよりずっと私たちを強く結びつけてくれた。



















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「babyｰtalk㊙︎」できました〜
過去編はこちらに全て移動致しました。
メイン三人の裏話やちょっとした設定など載せているので興味がある方は覗いてみてください！

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イカリマメ

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