baby-talk【BE:FIRST】

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You side



















お互いの気持ちをぶつけてやっと和解できた後、

もう何分こうしているのか分からないくらい抱きしめ合っている。

たまにキスをしたり、好きだよと言葉にしてみたり、この時間が永遠に続くような気がした。








「顔、傷ついてない？」





ふと、破片を当てようとした場所に手を添えられ心配そうに聞かれる。





『大丈夫だよ』



「そっか、でもなんであんなことしたの？」






あまりにもその理由が子供っぽくて言うのを渋る。

壮大はそんな私をみて、どうしたものかと考えた後。

“ kitten ”と特別な呼称で呼ばれ、さすがの私も白状せざるを得なくなった。






『だってhoneyが私のこと見てくれなかったから..』






まるで厄介な子供だ、自分がしょうもなさすぎてため息が出る。






「はぁ〜〜…っ、くそかわいい」




『うん、…うん？今のって可愛いの、？』




「当たり前だろ、どこをどうとっても俺のdarlingは可愛いよ

ていうか遠回しにプロポーズしてくれたよね？」





にやりと笑った顔が今は忌々しくてたまらない

思い出したくない、さっきの私はどうかしてたと思う。





“ 私のせいで一生苦しんでほしいの ”





あー…恥ずかしすぎてしんじゃいそう

こんなこと言うつもりじゃなかったのになぁ








「俺は嬉しかったよ、初めてAの本音が聞けた気がして」





いつのまにか指が絡められる。

そして繋いだ手の甲に口付けを落とされ、





「一生かけて俺を苦しめてくれよ」





..っ甘すぎる、甘い。





『壮大に依存しきってる自分が怖い』



「お互い様だろ」




『私より可愛い人に取られないかたまに不安なの』



「不安にさせてたならごめん、Aのためなら仕事も友達も全部捨てるよ」




『壮大』


「なぁに」








" いま、抱いてほしいの "







私から誘ったことは今まで一度もない。

それは壮大もわかっていて、私の言葉を聞くとこれほどまでにない幸せそうな顔をし







「俺、いまこの世で一番幸せな生命だわ」






そんなことを言うもんだから思わず笑ってしまう。






『ふふ、私もよhoney』








きっと今日も忘れられない夜になる。



















．








二人の心の距離がグッと縮まるお話でした〜
メンヘラの近くにいると自分までメンヘラ化してしまうのは鉄板ですよね…






イカリマメ

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